読書の秋、個性が光る本屋さんで「知の旅」へ。渋谷エリアの注目書店5選

はじめに

近年コンセプチュアルな書店が増えている渋谷エリア。選書はもちろん、空間やディスプレイにもこだわり抜いたブックストアは、大型書店とは違った魅力があります。秋の夜長のお供にしたい、お気に入りの一冊を探しに出かけてみませんか？

Text:アントレース

人気ファッションブランドが手掛ける新感覚ブックストア「BOOKMARC」

原宿にある「BOOKMARC（ブックマーク）」は、言わずと知れた人気ファッションブランド「マーク ジェイコブス」が手掛ける書店。街なかの小さな本屋さんがどんどん減っていくなかで、紙の本を実際に手に取り、その魅力を再発見し、その場で購入できる場所を提供したい、という願いが込められています。
店内には、芸術、写真、ファッションや音楽のほかにも、詩集や芸術論に至るまで、さまざまなジャンルの書籍がずらり。ヴィンテージ本やサイン本、オリジナルステーショナリーも取り揃え、ダストカバーを外して陳列するなど展示にもこだわっているので「マーク ジェイコブス」ファンはもちろん、それ以外の方も楽しめるストアです。


◆BOOKMARC（ブックマーク）
住所：東京都渋谷区神宮前4-26-14
電話：[phone]
営業時間：11:00～20:00
定休日：不定休

「出版社」に着目した選書が話題の「POST」

恵比寿にある「POST（ポスト）」は、一般的な書店とは異なり、「出版社」という括りで本を特集することで注目されています。アート書や写真集を手掛ける海外の出版社がメインで、各社の世界観を深く感じることができると話題に。さらに、店内にある本が定期的に入れ替わるため、足繁く通うファンも多いようです。
木目が活かされた書架に本がゆったりと並べられた空間は、書店というより小さなミュージアムのよう。芸術の秋にもぴったりなお店です。


◆POST（ポスト）
住所：東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
電話：[phone]
営業時間：11:00 ～19:00
定休日：月曜日

今「面白い」アートブックが集う「UTRECHT（ユトレヒト）」

「UTRECHT（ユトレヒト）」では、インディペンデント出版やアーティストが自ら制作・発行する、国内外のアートブックを中心にセレクトしています。
アートブックを中心に、スタッフ全員で「今面白い」と感じる本を選んでるとのこと。この場所ならではのアートブックとの特別な出会いを楽しめそう。
店内にはギャラリースペース「NOW IDeA」を併設し、作家の展示やリリースイベントなどを開催することも。


◆UTRECHT（ユトレヒト）
住所：東京都渋谷区神宮前5-36-6 ケーリーマンション2C
電話：[phone]
営業時間：12:00-19:00
定休日：月曜日（祝日の場合は翌日）

ディープなエリアに佇み、海外雑誌や文学、絵本を中心に揃える古書店「Flying Books」

渋谷駅から徒歩数分の「Flying Books（フライングブックス）」には、海外雑誌や文学、絵本を中心に国内外のちょっとマニアックな古書が並びます。その品揃えは幅広く、絶版写真集や50～80年代の海外・国内雑誌、アート、建築から仏教、民俗学まであり、マニア垂涎の1冊が見つかりそうな予感！
「BOOKS+CAFE+EVENT」をテーマに、カウンターではワインやコーヒーを飲むことができ、ポエトリー・リーディングやライブなども開催しています。


◆Flying Books（フライングブックス）
住所：東京都渋谷区道玄坂1-6-3　渋谷古書センター2F
電話：[phone]
営業時間：12:00〜20:00
定休日：日曜日

美術、写真、デザイン、建築関連を主に、装丁や質感にもこだわった古書をセレクトする「東塔堂」

2006年4月に虎ノ門で開業し、2009年5月に現在の渋谷区鴬谷町に移転した「東塔堂（とうとうどう）」。店名は、虎ノ門時代に窓から東京タワーが見えたことに由来しています。
美術、写真、デザイン、建築関連の古書を扱う「東塔堂」では、本の内容はもちろん、装丁や質感も含めた総合的な評価で選書。読んで、触って、飾って、あらゆる感覚を楽しませてくれる本と出会えるはず。併設ギャラリーでは、写真家、画家、陶芸家などさまざまなアーティストによる個展も開催しています。


◆東塔堂（とうとうどう）
住所：東京都渋谷区鶯谷町5-7 第2ヴィラ青山1F
電話：[phone]
営業時間：12:00〜18:00
定休日：日曜日

おわりに

今回ご紹介した書店では、海外の書籍や雑誌、アートや建築系の本も多く取り扱っています。旅スタイルが変化している今。本や雑誌を通じて旅気分を味わうのも楽しいかもしれませんね。