はじめに
台湾の国境が開かれ、各地を訪れる人々が日ごと増える今日この頃。コロナ禍の間に景色が激変した場所も少なくなく、久々の台湾は驚きに満ちた旅となることでしょう。発展目覚ましい高雄の現在も、ぜひご自身の目で確かめてほしいエリアのひとつです。例えば、総合再開発地「アジア新湾区」の中心地に10億元超(約47億円)を投じて造られたホテル「承億酒店TAI Urban Resort」がそびえる景色と存在感。2022年9月に正式オープンした5つ星クリエイティブ&デザイン・ホテルをご紹介します。
開国直前にオープン。復興を願う人々は、そのタイムリーさを大歓迎。


マスコミも大絶賛! 台湾最長の高層インフィニティプール。


高雄市立図書館と空中回廊で繋がる、斬新なありように注目。


コンセプトは“ホテルを旅行の目的地に”。書物が導く文化的体験を。


館内設備も大充実。肝入りの書店では展覧会やイベントを多数開催。

そうしたハイエンドな飲食サービスとハード面の充実に加え、7階にある承億グループが強力にサポートする書店「承風青鳥」では、高雄総合図書館の読者とホテルの宿泊客との双方向ストリーミングを主導。斬新な試みが注目されています。

レジャー&エンタメの新時代をアジア新湾区がリードする予感。
9月の記者発表会のクライマックスは、新世代のインディーズバンド「老王樂隊」がウォーターステージにサブライズで登場し、名曲を次々と披露したシーンでした。この日の緻密に計画されたプログラムとパフォーマーの姿は、承億グループが若者の夢を実現する機会づくりに常に取り組んできたことの証といえるでしょう。承億酒店の戴淑玲統括部長は「高雄を訪れるすべての友人を歓迎します。承億酒店は高雄のナイトライフの新しいターゲットとなり、港湾都市のレジャーとエンタメの新時代を創出することに力を尽くします」と語ります。

高雄で開催される大規模イベントにも協力。文化が薫るホテルに。
近年、台湾の主要なイベントは高雄で開催されていて、2022年は2月のランタンフェスティバル(燈會)、7月の第33回ゴールデン メロディ アワーズ(金曲獎)、8月のクリエイティブ・エキスポ(文博會)が執り行われ、この港湾都市の文化的発展と芸術文化活動をより多様なものにしました。承億ホテルは“アジア新湾区の文化サロン”として、高雄市政府が推進する芸術文化活動計画の受け皿となり、9月には「高雄城市書展:左圖右書」を7階の承風青鳥書店に展示。また、10月30日まで開催の高雄フィルム・フェスティバル(電影節)の各種会場にもなっていて、華々しい賑わいを見せています。こうしたイベントは、高雄市民はもちろん、台湾全土から旅行客を招き、魅力ある文化を共に体験し、世界の人々に高雄らしさを見てもらう絶好の機会に。そして、これからは、各国からのゲストを迎え、高雄の観光業が再び活気づく…承億酒店のオープンは、そんな新時代の始まりを教えてくれているようです。◆承億酒店TAI Urban Resort
住所:高雄市前鎮區林森四路189號