赤い万関橋がシンボル。「万関瀬戸」周辺のおすすめ観光スポット

はじめに

万関瀬戸は、長崎県の対馬にある運河で、島を南北に二分するように通っています。
元は軍事目的で山を切り開いてつくられた運河ですが、今はさまざまな船が通り、万関瀬戸にかかる橋は観光地となっています。
その万関瀬戸の楽しみ方を見ていきましょう。

万関瀬戸はどんな運河？

「万関瀬戸」は、長崎県対馬市にある運河です。対馬の島を横断するように開削されており、西の浅茅(あそう)湾と東の三浦湾とをつないでいます。

明治時代の日露戦争前に、対馬海峡の東部へ出撃する時間を短縮させるため、日本海軍によって1901年に開削されました。

軍事目的としての役目を終えた今でも、多くの船舶が万関瀬戸を通行しています。

万関瀬戸の上には国道382号線が横切っており、万関橋が架かっています。現在の万関橋は、1996年に架け替えられた3代目にあたります。

赤い万関橋がシンボル

万関瀬戸の見どころの一つが、対馬の島の上島と下島とを結ぶ万関橋です。赤く塗られた万関橋はシンボリックな存在で、観光地にもなっています。

実際の流れは速いものの、ゆったりと流れているように見える万関瀬戸も見下ろせます。往来する船を橋の上から眺めるのも楽しいものですね。

万関橋の近くには「対馬万関憩いの広場」があり、駐車場やトイレ、休憩できるスペースが完備されています。

対馬の観光拠点といえばここ！

対馬は韓国から直線距離で約50キロ、国内からだけでなく韓国からも観光客が訪れている場所。

万関瀬戸および対馬全体での観光をより充実させるには、「ふれあい処つしま」を訪れてみてはいかがでしょうか？

「ふれあい処つしま」では、「万関瀬戸」からそのまま国道382号線を南下、下島へ。すると対馬市の市街地に出ます。

「万関瀬戸」以外にも名所の多い対馬、「ふれあい処つしま」は観光案内所にもなっていて、そんな対馬のさまざまな名所の資料や情報を集めるにも便利です。

コインロッカーがあり、休憩場所としても利用できます。酒や醤油、対馬そばといった特産品の販売もあるので、お土産に迷ったらここに立ち寄ると何かと便利ですよ。

◆観光情報館 ふれあい処つしま
住所：長崎県対馬市厳原町今屋敷672番地1
電話番号：0920-52-1566
営業時間：8:45～17:30（観光案内所）
定休日：年末年始(12月29日～1月3日)

万関瀬戸へのアクセス方法は？

「万関瀬戸」のある対馬へのアクセスは、空路なら福岡空港または長崎空港から約30分～35分、それぞれ1日4往復ずつ便があります。

海路は、博多港から高速船またはフェリーで向かいましょう。厳原(いずはら)港または比田勝(ひたかつ)港に着きます。。

万関瀬戸に架かる万関橋へは、空港や各港から国道382号線でアクセスできます。

おわりに

いかがでしたか。
空路または海路で行く対馬の万関瀬戸は、悠久の歴史に触れることができます。
ぜひ対馬名物もチェックして、充実した旅行にして下さいね。