三菱自動車が岐阜県と同県坂祝町、京都市と災害時協力協定を締結。災害時はアウトランダーPHEVを提供

4月21日、三菱自動車は4月15日に岐阜県および同県坂祝（さかほぎ）町と、20日に京都市とそれぞれ災害時協力協定を締結したことを発表した。今回の3件により、同社が締結した災害時協力協定は49件となった。

電動車を被災地に提供できる体制づくり「DENDOコミュニティサポートプログラム」をさらに推進させる取り組みの一環

　三菱自動車は2019年8月より、2022年度までに全国の自治体と災害時協力協定の締結を目指す「DENDOコミュニティサポートプログラム」を推進している。このプログラムは災害発生時に同社製の電動車を被災自治体へ速やかに提供できる体制づくりを目的としたもの。




　この協定の狙いは、災害発生時に改めて自治体と必要事項を確認する時間的ロスをなくし、給電等に活用できるプラグインハイブリッド電気自動車「アウトランダーPHEV」などの電動車を速やかに被災地・避難所等へ届けることだ。




　坂祝町には三菱自動車100％子会社の完成車工場であるパジェロ製造株式会社が、京都市にはエンジン生産拠点の三菱自動車・京都製作所京都工場が立地し、経済活動や地域づくりなどの分野で協業している。今回の協定締結を機に、三菱自動車は災害時の協力体制についても一層の強化を図り、地域への貢献度を高めていく。同時に、全国の自治体と足並みを揃えながら、電動車の理解促進・普及や、災害時の支援体制強化に向けた取り組みを進めていく方針だ。