VWゴルフといえば、いつの時代もCセグ・ハッチバックのなかでも人気が高いモデルだ。世界の自動車開発者にとっては、常に「ベンチマーク」として目標となるVWの中心モデルである。Motor-FanTECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところをみてみよう。
乗用車の世界的ベンチマーク、それがVWゴルフ
初代ゴルフが生まれたのは、1974年。デザインはジョルジョット・ジウジアーロの手によるもので、ジウジアーロの傑作のひとつとされている。ビートルの後継車種としてフォルクワーゲンの中心モデルとなることを期待されて登場したモデルだ。以来46年間、ずっとこのクラスのみならず「乗用車のベンチマーク」として高い人気を誇っている。
今回のMotor-Fan.jp会員のアンケートでも26名ものユーザーからレポートが集まった。まずは、現行ゴルフⅦのレポートから。
現行7代目ゴルフⅦ(2012-2020年)
現行ゴルフⅦが登場してすでに8年が経過。欧州では新型ゴルフⅧがデビューしているが、ゴルフⅧの国内販売開始はおそらく2020年終盤あたりになりそうだ。
ゴルフⅦの最大のトピックは、フォルクワーゲンが社運を賭けたと言っていいモジュラープラットフォーム「MQB」の採用だ。エンジンはゴルフⅥと同じく1.2ℓ/1.4ℓ/2.0ℓのガソリン直噴ターボが主力だが、フォルクワーゲン初のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの「ゴルフGTE」や、電気自動車の「e-ゴルフ」もラインアップに加わっている。
2014年式GTI「なんと言っても気持ち良い加速感」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:10.0km/ℓ(片道10km以内の通勤でこの値)
長所:なんと言っても気持ち良い加速感。スムーズに繋がるDSG。割と広い室内。
短所:ライトの劣化。ハイオク仕様。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★★★
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「この車は買いですね。Rは高い割には装備はほとんど変わらず」
2019年式TSIハイライン マイスター「TDIを含めマイスターは完成型として買い」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:16.8km/ℓ(通勤が9割)
長所:安全装備の充実。ボディ剛性からくる安定した走り。街乗りでは充分なダウンサイジングターボ。
短所:少し気になるロードノイズ。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★★☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「年内に日本でもゴルフ8が導入されるようですが、TDIを含めマイスターは完成型として買いのような気がします」
2016年式TSIコンフォートライン「車趣味者にとっては、面白いクルマ」
排気量:1.2ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:12.5km/ℓ(千葉県市街地9割)
長所:2年落ちの認定中古車を購入したが、この仕様・装備でプリウスより安くコストパーフォーマンスが非常に高い。車幅1800mmは、気にならず狭い道でも運転しやすい。車趣味者にとっては、面白いクルマ。
短所:DCTクラッチを異音の為、保証で交換したが、やはりDCTの信頼性には疑問ある。電子キーが購入後1週間で壊れ交換となったり、電気関係の信頼性は心配。ゴルフクラスにはレギュラーガソリン仕様にすべき。日本車は、現地事情に対応した仕様で輸出しているのですから。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆ 必用充分だが、もう少しパワーあるハイラインにした方が運転が楽かもしれない。
燃費性能:★★★★☆ 悪いないが、レギュラーガソリン仕様にすべき。
装備:★★★★★ 電動パーキングブレーキは非常に便利すぎて付いていない車運転した際危ないくらい。
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「ゴルフでも外車ですので、信頼性を重視する方はトヨタにした方が良いです。(ベンツ8年、クラウン10年乗りましたが、趣味性を優先してゴルフにしました)」
2013年式 TSI ハイライン 「300万円で買える国産車とは、ボディのしっかり感が違う」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:16km/ℓ(通勤で片道25km)
長所:300万円で買える国産車とは、ボディのしっかり感が違う。思ったより燃費が良い(16くらい)。故障が少ない。
短所:何処からかカタカタと音がする。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「丁度いいサイズ感、後席やラゲッジスペース等」
2015年式TSIハイライン「飛び抜けた個性はないけど、乗ればこれしかないと思わせる骨太さ」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:16.0km/ℓ(ほぼ渋滞のない郊外の一般道が主です。)
長所:サイズと性能のバランスがとても良い。燃費が良い。スピードメーターが低速域と高速域で区切り方が違うので、運転していてとても見やすい。
短所:ゼロ発進時に強いシフトショックが出ることがある。ホイールセンサーが短期間に続けて壊れた。
評価
外観:★★★★★ 誰がどう見てもゴルフにしか見えない、アイコンとしての完成度の高さ。
室内:★★★★☆ 必要充分。長距離走行でも疲れない。
走行性能:★★★★☆ 街中から高速まで必要充分。
燃費性能:★★★★★ ACCを使った高速燃費は20km/ℓぐらいいきます
装備:★★★★☆ 後期型でアップデートされた全車速対応型ACCとオートマチックハイビームは羨ましい
満足度:★★★★★ 飛び抜けた個性はないけど、乗ればこれしかないと思わせる骨太さ。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「クルマのメートル原器。釣りでいうところの鮒」
2018年式TSIコンフォートライン「車重が軽いため1.2ℓのエンジンでも俊敏」
排気量:1.2ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:都内で家内と二人乗車の移動が9割で平均燃費は12km/ℓ。夏のエアコン使用時で11km/ℓ。高速道路は平均13km〜14km/ℓ程度。
長所:ひとクラス上の価格帯の車と変わらない乗り心地。ホイールベースが旧型比で60mm延長された効果が出ている。長く乗っても古さを感じさせないデザイン。細部にわたる作り込み。
短所:役に立たないカーナビ。入力に手間がかかり、目的地の特定がなかなか出来ない。例えば、『最寄りの高速道路入り口」と入力しても都道府県名から入力を求められる。カーネット(3年間無料)はほとんど使わない。スマホの方が速くて便利。レーンキープアシストは時速65kmから作動するが、50〜60km/hの速度域で直進時に誤作動を起こし、前輪の片側に瞬間的にブレーキがかかったような感触を受ける(ディーラで検査するも異常なし)。
評価
外観:★★★★★ ホイールベースが60mm長くなったことでフロントオーバーハングが短くなり、バランスの取れた外観となった。また、ボディーシルエットがモデルチェンジごとに大きく変わらないのでいつまで乗っても古さを感じさせない。
室内:★★★★★ ゴルフ6に比べて広くなった。開放感があり好感が持てる。
走行性能:★★★★★ 車重が軽い(1240kg)ため1.2ℓのエンジンでも俊敏。特にSモードでの走行はひとクラス上の走り。
燃費性能:★★★★★ 月1回の給油で済むようになった。
装備:★★★★☆ ACCはさらなる熟成が必要(前述)。ナビは役立たず(前述)。カーネットも使ってない。
満足度:★★★★★ コストパフォーマンスで考えればベストのモデルのひとつ
このクルマの購入を検討している人にひと言
「欧州ではGolf 8 が既に走り出していますが、日本では当分の間、現行モデルが売られます。モデル末期なので大幅な値引きも期待できると思うのでお薦めです」
2018年式TSIハイライン 「Golf6からの乗り換えですが格段に静かさとDTCのスムーズさがアップ」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:ふだんは14km/L長距離だと22km/ℓ
長所:Golf6からの乗り換えですが格段に静かさとDTCのスムーズさがアップしました。
短所:アイドリングストップオフスイッチがシフトレバーに隠れて使いにくい。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★★
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★★★
装備:★★★★☆
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「GOLF8が出ますがフロントのデザインが好みではありません、今の7.5は熟成されていて故障も出にくいのではないでしょうか?」
2016年式GTI「走りを期待するならやはりGTIにすべきです」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:10.0km/ℓ
長所:普段は大人しい走りですが峠を越えで本領を発揮します。フロントフェイスがスッキリしたデザインでスマート。
短所:温度差で室内ウインドウが曇るとなかなか取れない。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★★☆ インフォテインメント装備が複雑でやや使いにくい
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「走りを期待するならやはりGTIにすべきです」
2018年式GTIダイナミック「衝動的に乗り換えましたが後悔してません!」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:10.6km/ℓ(市街地3割、郊外4割、山道3割)
長所:足元が広い。ACC巡航時にアクセルの隣りに右足置けるスペースがあるので疲れない。7速DCTが羨しいと思ったが、Mモードで自分で切り替えて楽しいのは6速だった。
短所:ビルトインナビの道路選択に不満。新しく広くて真っ直ぐな道があるのに古い道の迂回路ばかり案内する。ビルトインナビの地図更新が高難易度。12GBの巨大ファイルを手動でダウンロードしてSDに展開しないといけない。
評価
外観:★★★★★ GTIの赤いラインはカッコイイ
室内:★★★★★ 充分な広さ、窓も狭すぎず周囲の確認しやすく、死角も少ない
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★★☆ 高速道路走ると素晴しい燃費値が出るが、山に住んでいるので普段は厳しい
装備:★★★★☆ ビルトインナビの精度がいまいち
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「カッコよさに惹かれて前の車のローン残ってるのに衝動的に乗り換えましたが後悔してません!」
2017年式TSIハイライン「趣味性は薄いと思いますが、手放せない日常品になると思います」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:13.42km/ℓ(都下自宅付近の移動が9割、高速を使ったドライブが1割)
長所:ACCが予想以上に快適で、高速の運転がラク。
短所:ACCオンで車線追従する際、ステアリングへの操作介入に違和感あり。純正ナビ(DiscoverPro)の仕様バグがいつまで経っても修正されない。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★★
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★★★
装備:★★★★☆
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「趣味性は薄いと思いますが、手放せない日常品になると思います」
2019年式GTI Performance「モデル完全末期のGolf7.5、買いです」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:10.0km/ℓ(ちょい乗りが多めの場合)
長所:「実用的」なスポーティカー。35扁平でこの乗り心地よさをだせるのはすごい!VWならではのハンドリングの滑らかさは気持ち良い。
短所:燃費が悪い。CarPlayでナビを使うと、センターディスプレイのみの地図表示になってしまう。
評価
外観:★★★★★ 伝統的なデザイン。飽きのこないデザイン。
室内:★★★★★ 質実剛健な造り。派手さはない。
走行性能:★★★★★ GTIならではのドライバビリティがある。
燃費性能:★★☆☆☆ 遠乗りは良いが、ちょい乗りだと全然ダメです。燃費向上ばかり考えすぎて、フィーリングを犠牲にしている車が多いなか、このクルマは逆。
装備:★★★★☆ 最新鋭の装備が全部のせ。ステアリングヒーターが欲しかった。
満足度:★★★★★ ここまでトータルパフォーマンスの高い車はなかなかないでしょう。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「モデル完全末期のGolf7.5、買いです」
2016年式ミラノエディション「エンジンはいいが、DCTが△」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:その他
平均燃費:11.6km/ℓ(近所7割、郊外3割)
長所:高速道路でのスタビリティ、ボディの剛性感。DCTのレスポンス。1代目が事故で大破したが、まったく怪我もせず無事だった安心感。
短所:発進時のDCTのギクシャク感。 また乾式クラッチの耐久性のなさ。半年で2回も交換。ディスカバープロのおバカ感。ナビはやはり日本製より劣る。どちらにしても乾式DCTの1速目をモーターかなんかでアシストするなどの対応がマスト。
評価
外観:★★★★☆ プレーンで良い。
室内:★★★★☆ 革シートはバックスキンで滑らないので良いです。ソフトパットのダッシュボードも良い。
走行性能:★★★★☆ エンジンはいいが、DCTが△
燃費性能:★★★★☆ 街乗りはこんなものでしょう。
装備:★★★★☆ ナビがダメ。
満足度:★★★★☆ トータルコストパフォーマンスは抜群と思う。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「クルマの出来はいい。 DCTが乾式は次のマイルドハイブリットに期待だが、湿式のディーゼルか、GTIなどの方が安心」
2017年式R「4駆のドッシリした乗り味が好みの方むき。軽快感ならGTIかもしれない」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:9.0km/ℓ(市街70% 高速30%)
長所:基本的に燃費向上を考慮してシフトアップが早く行われる。スポーツモードやレースモードでは走りに重視したセッティングである。前車追従ACCが渋滞中便利で、ストレスが低減される。
短所:ディスカバープロの使い勝手が悪い。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「4駆のドッシリした乗り味が好みの方向きと思う。軽快感ならGTIかもしれない」
2015年 GTI「クルマ好きなら一度は所有する価値はある」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:12.0km/ℓ
長所:市街地でも郊外や高速でも、どんなシーンでも対応できる。高性能なクルマなのに燃費も悪くない。後席はそれ程広くなく、荷物もあまり載らない。
短所:
評価
外観:★★★★☆ 伝統に沿って落ち着きのあるデザイン
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★★ 低速でも高速でも思い通りなハンドリング
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★☆☆ 必要にして充分ではある
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「日常の使い方でも、長距離なドライブでもどんな使い方でも充分な性能と楽しさを感じられる。クルマ好きなら一度は所有する価値はある」
2017年式R-Line「高級ブランドではないですが、充分に国産との違い(特に剛性面、直進安定性)は感じ取れる」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:13.0km/ℓ
長所:さすがドイツ車と思える高速での抜群の直進安定性。1400ccの排気量としては充分なトルク。ダッシュボード中が起毛仕上げなど、細かいところの丁寧な作り。
短所:発進時、低速時に若干ギクシャクする。どこからともなく時々ビビリ音がする。国産に比べるとナビが使いにくい。
評価
外観:★★★★☆ 実用性は高いが、良くも悪くもデザイン的に尖った箇所がない
室内:★★★★☆ 見た目の質感はそこそこ高いのに、走行中に時々起こるビビリ音が残念
走行性能:★★★★★ 長距離でも疲れにくく、安心して出かけられる
燃費性能:★★★★☆ 高速では17km/ℓ程度いくこともあり、ガソリン車としては充分
装備:★★★★☆ ナビ以外の先進装備は概ね満足、特にデジタルメーターは視認性抜群
満足度:★★★★☆ 細かいこと以外不満はないが、かと言って惚れ込むほどではない
このクルマの購入を検討している人にひと言
「国産車も安くない今日この頃、性能に対するコストパフォーマンスは高いと思います.いわゆる高級ブランドではないですが、充分に国産との違い(特に剛性面、直進安定性)は感じ取れると思います」
2016年TSIハイライン「DCTの低速時のぎこちなさが気になる」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:15.0km/ℓ
長所:高速での直進安定性。ACC LCAの出来がいい。ダ・シルバデザイン。
短所:DCTの低速時のぎこちなさ。ディラーでの費用、タイヤホイール等いちいち維持費が高い
評価
外観:★★★★☆ デザインはシンプルかつ完成度が高いと思う。
室内:★★★☆☆ 全席はソフトパッドだが、後席ドアはハード素材でしょぼい。つくりはいいがデザインセンスは感じられない。
走行性能:★★★☆☆ 実用域では十二分だが、5000rpm以上でもうひと伸びほしい
燃費性能:★★★★★
装備:★★★★☆ ナビのルート品質はおかしい、トヨタと同じナビソフトなのでVWでわざわざ変えなくていい
満足度:★★★☆☆ コストパフォーマンスはで考えると悪い
このクルマの購入を検討している人にひと言
「コストパフォーマンスは悪い。メーカーの姿勢として平気でディーゼルエンジンで不正を行なうメーカであることを考えてから購入したほうがいい」
2014年式GTI「Golf はやはり最高の小型車です」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:11.5km/ℓ(街乗りは11.5、郊外では13を超える)
長所:DSGによる軽快な走り。ボデイい剛性が高く。燃費もよい。
短所:車体がやや低い。燃費がもう少し良くなればと思う。
評価
外観:★★★★★ 格好いいと思います
室内:★★★★★ 特にシートは疲れ知らず。シートのデザインは気に入っています。
走行性能:★★★★★ 走りは最高です
燃費性能:★★★★☆ もう少し良くなるといいです
装備:★★★★★ 満足してます
満足度:★★★★★ よい車を買ったと思います。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「Golf はやはり最高の小型車です。GOLF3、5、7と乗り継ぎましたが、実感しています。デザイン、走り、燃費には大満足しています。」
総合評価:さすがゴルフ、全方位で高い評価を獲得
ゴルフ7(Ⅶ)のオーナー17名の内訳は、1.2ℓエンジン車が2名、1.4ℓエンジンのハイライン が7名、2.0ℓエンジン搭載のGTIが6名、Rが2名だった。評価は、全項目4.0以上で非常に高かった。とくに高い評価を得たのが外観と走行性能だった。逆にやや低い評価だったのは、最新のゴルフ7は、大幅な改良を受けて実質「7.5」となってかなり充実しているが、コネクティビティを含めた装備だ。
ユーザーが気になる点として指摘しているのは、トランスミッション。DCTの発進時に発生するギクシャク感が気になるようだ。
ユーザーの平均評価
外観:4.5
室内:4.3
走行性能:4.5
燃費性能:4.2
装備:4.0
満足度:4.4
6代目ゴルフⅥ(2008-2012年)
6代目ゴルフⅥがデビューしたのは、2008年のパリ・モーターショー。プラットフォームをゴルフⅤと同じPQ35としたからゴルフⅤと共通する部分も多い。デザインは、ワルター・デ・シルヴァ。
エンジンは、1.2ℓと1.4ℓ直4直噴ターボを基本に、GTIとRの2.0ℓ直4直噴ターボをラインアップ。トランミッションは、湿式と乾式のDCTを用意していた。
2011年式TSIコンフォートライン「荷物が沢山積めてそこそこ速くて燃費も悪くなく、とても良い車」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:12.0km/ℓ(街乗りと郊外へのドライブが半々くらい。高速道路を巡行して17-18km/ℓくらい)
長所:そこそこ速くて燃費も良い。DSGの加速が気持ち良い(F1の様に切れ目なくシフトアップする)。1.4ℓなので、自動車税が安い。
短所:DSGが超低速でぎくしゃくして、車庫入れ時に苦労する事が有る。ワイパーに間欠動作が無く「Auto(雨滴感応)」だが、期待した動きをしてくれない事が多い。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★☆☆ 内装がプラスチックで安っぽい。
走行性能:★★★★★ 必要にして充分。DSGを「Sモード」にすると結構な加速をする。シフトダウン時もブリッピングする。
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★☆☆ 年式が古いので、今時の安全・快適装備は付いてません。
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「荷物が沢山積めて、そこそこ速くて燃費も悪くなく、とても良い車です。(DSGが嫌じゃなければ)初めての輸入車で、それまではほぼ3年おきに買い替えていましたが、このクルマは特に不満が無かったので9年乗っています。あと2年は乗る予定」
2011年式TSIコンフォートライン「大きな車を運転しているような安心感と快適性が魅力」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:13.0km/ℓ(街中などで12 〜13km/ℓ 高速に乗ると15〜20km/ℓ)
長所:大きな車に乗ってるような安心感。乗り心地の良さ。高速道路を走行するときの燃費の良さ。静寂性。思ったより頑丈。8年間故障なし。
短所:乗り降りのしにくさ。大股開きでサイドサポートの高いシートをまたぐのはほんとに大変。
評価
外観:★★★☆☆
室内:★★★☆☆
走行性能:★★★★★ これ以上の性能は必要ない位の性能があります。
燃費性能:★★★★☆ 燃費の良い車にありがちなエアコンが弱いなどの欠点がないにもかかわらず、よく走ってくれる。
装備:★☆☆☆☆ スマホ以下のカーナビにとんでもない値段がついていたり、もう少しがんばって欲しい。
満足度:★★★☆☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「ハンドルを握って前だけ見ていると大きな車を運転しているような安心感と快適性が魅力です。燃費を含めた維持費が国産車と変わらないのも魅力です。」
2012年式GTI「ほどほどの性能とそれなりの燃費のバランス」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:3~400キロのドライブで13~14km/ℓ位(市内でスピードが出せない所では7~8km/ℓ位)
長所:ほどほどの性能とそれなりの燃費のバランス。長距離ドライブであれば廡給油600キロ以上は可能。あまり角張っていないスタイル。
短所:DCCが付いてはいるが現代の年式車にはかなわない乗り心地。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★☆☆
装備:★★★★☆
満足度:★★★★★
このクルマの購入を検討している人にひと言
「今のGTIはとても高くなったがおおよそ満足出来るクルマ、一度試乗してみて下さい」
総合評価:不満は装備とインテリア。それでも総合の満足度は高い
ここでも「DCTのギクシャク感」を指摘する声があった。装備に関する不満の聞かれた。おそらく関連していると思われるが、インテリアの質感に関する満足度もあまり高くない。ゴルフ6時代のインテリアはよく言えば質実剛健、機能優先だが悪く言えば「無骨・そっけない」もの。
それでも全体的な満足度の平均点が「4.3」となっているところから見ても、オーナーの満足度は高いと言える。
ユーザーの平均評価
外観:4.0
室内:4.0
走行性能:5.0
燃費性能:4.5
装備:3.0
満足度:4.5
5代目ゴルフⅤ(2003-2009年)
ドイツでは2003年に登場したゴルフⅤ。プラットフォームは、PQ35。日本での販売は2004年に開始された。GTIやGTは、ワッペングリルと呼ばれる大型のフロントグリフが与えられた。このゴルフⅤの後半に、いわゆるダウンサイジング過給エンジンの嚆矢となるTSI(当初はターボチャージャーとスーパーチャージャーを併用するツインチャージだった)とDCT(デュアルクラッチトランスミッション。VWはDSGと称する)が鳴り物入りで登場した。
ヴァリアント2.0TSiスポーツライン「動力性能に不満なし。取り回しのいいサイズ感」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:10.0km/ℓ(高速道路では14km/ℓくらい)
長所:シートアレンジも融通がきいて荷物がたくさん積むことができる。動力性能に不満なし。取り回しのいいサイズ感。
短所:今どきの車に比べたら燃費は良いとは言えない。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★☆☆ 発売当時は文句無かったが今としては物足りない。
満足度:★★★★☆ 同グレードの新モデルがないので乗り換えられない。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「いいタマが残ってたらすぐに押さえるべき」
2009年式TSIハイラインABA-1KCAV「やはり完成度の高さには、さすがドイツ車」
排気量:1.389ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:14.7km/ℓ(高速7%、街乗り30%)
長所:DCT 7速が自動でシフトダウンするので、感心して購入しました。購入時は、速度を設定すると、その速度を維持するので運転が楽になった。荷室も広く移動に便利です。
短所:特にない
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「やはり完成度の高さには、さすが独車と思います」
2009年式GT-TSI 「ダウンサイジングにより燃費と出力の両立」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:14.0km/ℓ(市街地は燃費悪化しますが、)
長所:DSGの素早いシフトチェンジ。ほぼタイムラグなし。ダウンサイジングにより燃費と出力の両立。自然吸気のようなフィーリング。欧州車ならではのドライブフィール。
短所:DSGは走り出しに気を使う。他のATと同じようにアクセルを踏み込むとジャダーが出る。ツインチャージャーの関係かもしれないが、ウォーターポンプの寿命が短い様な。5万キロ強で壊れた。
評価
外観:★★★★★ ワッペングリル
室内:★★★★☆ シンプルイズベスト
走行性能:★★★★★ 常識的な速度での安定感。1.4ℓとは思えない出力。
燃費性能:★★★★★ 条件次第でカタログ燃費を超える。
装備:★☆☆☆☆ 十年前の車なんで
満足度:★★★★★ 欲しくて買った車です。満足以外考えられない。デザインもこの代限り。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「認定中古車をおすすめしますが、古いからないかも。なるべく新しい年式」
総合評価:ドイツ車らしい乗り味とゴルフならでは完成度
年式が古いから現代の水準からしたら不満なのは仕方がないとして、それ以外の項目では非常に高い評価を得ている。歴代ゴルフの特徴にもなるが、やはり総合力が高いクルマなのだ。
ユーザーの平均評価
外観:4.3
室内:4.0
走行性能:4.7
燃費性能:4.3
装備:2.3
満足度:4.3
2代目ゴルフII(1983-1992年)
2代目ゴルフが登場したのは1983年(日本での発売開始は1984年)。最終モデルの販売されてからすでに30年、デビューからまもなく40年が経過するという、すでに「クラシックカー」の範疇に入るクルマである。注目は、このゴルフIIから「GTI」の正規輸入が始まったこと、GTIは、当初は1.8ℓ直4SOHCで、のちにDOHC16V化された。
1990年式GTI 16V「シンプル軽量。手足のように扱える」
排気量:1.8ℓ トランスミッション:MT
平均燃費:10.0km/ℓ(ほぼ市内の通勤往復)
長所:シンプル軽量。手足のように扱える。
短所:特にないが、強いて言えば部品が手に入りづらくなりつつある。
評価
外観:★★★★★ シンプルで武骨
室内:★★★☆☆ 華美な装飾も無く、古き良きドイツ車
走行性能:★★★★★ 素直な操縦性、手足のように扱える
燃費性能:★★★★☆ 古い割りに低燃費
装備:★★★☆☆ 何もないが、必要もない
満足度:★★★★★ これに代わるクルマが未だ存在しない
このクルマの購入を検討している人にひと言
「軽量コンパクト、クルマの運転を学ぶのに最適な一台」
ユーザーの平均評価
外観:4.0
室内:3.3
走行性能:4.7
燃費性能:3.7
装備:2.7
満足度:4.3
ゴルフ・トゥーラン
ゴルフ・トゥーランは、ゴルフのプラットフォームを使って開発された小型ミニバン。初代モデルは2003ー2015年でゴルフⅤ(5)のプラットフォームを使っていた。
現行の2代目(2015年ー)はゴルフⅦ(7)と同じMQBを使っている。
2009年TSIトレンドライン「ボディの重さが街乗りに響いているが、それ以外は文句無し」
排気量: 1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:11km/ℓ(通勤時。街乗りは10切ることもあるが、遠出なら15はいく)
長所:ツインチャージとDCTのドライバビリティと低燃費。
短所:排気量の小ささからくるエンジンブレーキの効きのわるさ。
評価
外観:★★★★☆
室内:★★★★☆ セカンドシートは旧型なので、畳んでも外してもフラットにならないのが難点
走行性能:★★★★★ 1.6tのボディを考えると文句無し
燃費性能:★★★★★ ボディの重さが街乗りに響いているが、それ以外は文句無し
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「現行モデルはネガティブな部分が解消しているが、価格が上がってしまった」
TSI「ミニバンだが挙動が安定している」
排気量:1.4ℓ トランスミッション:DCT
平均燃費:13.5km/ℓ(年間走行距離5000km)
長所:小排気量でもターボが効くので、低速でも運転が楽しい。シートアレンジに奇抜さはないが、実用的で使いやすい。奥様方に評判が良い。
短所:知っている人と車種が被る。メンテナンス費用はそこそこ高い。
評価
外観:★★★★☆ 飽きがこない
室内:★★★★☆ 値段相応
走行性能:★★★★★ ミニバンだが挙動が安定している
燃費性能:★★★★☆ 燃費は期待以上だがハイオクなので星4つ
装備:★★★☆☆ この点だけは国産車に負けている
満足度:★★★★★ 最初は3年で乗り換えるつもりだったが、すっかり気に入って乗り続けている
このクルマの購入を検討している人にひと言
「最新装備や飛び抜けた個性はないが、車そのものの運転を楽しみたい、実用的な車を探している、というのであればゴルフシリーズは新旧含めどれを選んでも間違いはないと思う。トヨタ系列のディーラーも多いので、値引き交渉も楽」