
2018年7月に道交法が改正され、110ccスクーターや125ccスクーターなどの原付2種スクーターに乗車できる「普通二輪小型AT限定免許(以下、AT小型限定免許)」は、普通自動車免許を持っていれば“最短2日”で取得可能となった。ところでAT小型限定免許を持っていれば、ギヤ付きのスーパーカブ110、スーパーカブC125、クロスカブ110などにも乗れるって知ってました?
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
最短2日!道交法改正で取りやすくなった「普通二輪小型AT限定免許(AT小型限定免許)」
低燃費でコスパに優れ、使い勝手バツグンの110ccや125㏄スクーター(原付2種)。原付2種スクーターに乗るには「普通二輪小型AT限定免許(以下、AT小型限定免許)」が必要だが、2018年7月に道路交通法が改正。普通自動車免許を所持していれば、最短2日で取得できるようになった。
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「AT小型限定免許=スクーター専用」というイメージが強いけど、実はこの免許。原付2種のスーパーカブ110、スーパーC125、クロスカブ110も運転できるのがポイントだ。
そもそも、“AT限定”という言葉は、「ミッション(ギヤ)操作の有無」のことではなく、「左手でのクラッチレバー操作の有無」を意味するもの。
従って、スーパーカブカブ110やC125などは4速リターン式の変速機構ながらもクラッチレバーの操作を省いた「自動遠心式クラッチ」を採用しているため、AT小型限定免許で運転できるというわけだ。
1958年(昭和33年)に誕生以来、現在まで引き継がれている、スーパーカブ伝統のシーソー式シフトベダル&自動遠心式クラッチ。左手でのクラッチ操作がないため、ギヤ付きながらAT小型限定免許でも運転できるのが嬉しいところ。
スーパーカブが左手でのクラッチ操作を省いた理由の1つが、左手に「おかもち」を持った出前のお蕎麦屋さんが、右手のみで運転できるようにするため。大らかというか、何とも時代を感じさせるエピソードですね♪
「AT小型限定免許」で運転できるギヤ付きモデル!
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