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デトロイトモーターショーのトヨタブースで行われた新型スープラの世界初お披露目の舞台に、2018年ル・マン24時間レースでTOYOTA GAZOO Racingを初優勝に導いたフェルナンド・アロンソが登場しました。豊田章男社長のプレゼンテーションがひと段落し、その性能を解説する映像が終わると、シルバーメタリックの新型スープラが舞台に現れたのです。
アロンソは、豊田章男社長とともに軽妙なトークを繰り広げるとともに、富士スピードウェイで乗った新型スープラのインプレッションを語りました。
「素晴らしいコーナーリング、ギアシフトはとてもクイック。そしてアクセルの反応も素早く、ブレーキの効きは素晴らしいパフォーマンスだった。電子制御も洗練されている。まるでレースカーのようだけど、毎日快適に運転ができる。みんなこのクルマを好きになると思うよ。僕がその最初のひとりになりたいね」とべた褒め。
すると、こんな会話が始まります。
章男社長「実際のところ、最初に工場のラインから出てくる1台は、今度の土曜日に『バレット・ジャクソン』のチャリティオークションに出品されるんですよ。ここにあるスープラと同じなんだけど、外装に特別な赤いアクセントが入っていて、内装に赤いレザーが使われています」
アロンソ「OK。章男さんはエンジンカバーにサインをしたんですよね?」
章男社長「そうなんですよ。でも、アロンソがサインしてくれたほうがより高いプライスで売れそうだけどね(笑)。あとでその話をしよう。デイトナでレースに出るんだよね。トヨタのクルマじゃないそうだけど。GOOD LUCK!!」
アロンソ「サンキュー」
と、かなりフランクなやりとり。
フェルナンド・アロンソとTOYOTA GAZOO Racingとの相愛な関係を見ることができました。
ぜひ2019年のTOYOTA GAZOO Racingフェスティバルでは、新型スープラの富士スピードウェイタイムアタック、いや、新型スープラGTマシンでのタイムアタックが見たいものです。
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