昨年からスタートしたTKレンタルバイクシリーズは、その名の通り、車両をレンタルして楽しめるワンメイクレースで、整備作業や車検なども全てお任せというお手軽さが魅力。ビギナー、エキスパートのほかに、GO&FUNチャレンジという若手育成のためのクラスを設け、サーキット秋ヶ瀬で開催されている。
かつてレースに情熱を燃やしたカメラマンが7年ぶりにカムバックするために、この「TKレンタル」に挑んだ!! 前回、前日の練習走行の模様をお届けしましたが、今回はいよいよ本番! 果たして、リターンライダーの奮闘は実を結んだのか?
REPORT●星野耕作 まとめ●佐藤恭央
PHOTO●鷺坂 悠馬/小林克好/佐藤恭央/星野耕作
いよいよレース本番の日を迎えた!
さていよいよレース本番を迎えました。11月中旬にしては温かい日差しが差し込み、まさにレース日和!
サーキット秋ヶ瀬には7時前に到着して気力十分! 準備運動も抜かりなし! TKレンタルの車両のほかに、パドックには併催されるモトチャンプ杯のテントや車両がズラリと並び、いかにもレース風景って感じです。
8時からのライダースミーティングに参加して、レースの注意事項を再確認。レース中に振られるフラッグの黄色は危険シグナル、赤色はレース中断、他にもフラッグの色によって意味が異なり、初心者ならしっかりと予習しておきたいところですね。サーキット走行の経験はあっても、いざレース本番になると周囲への意識が薄くなりがちですから。
とは言っても、この「TKレンタルバイクシリーズinサーキット秋ヶ瀬」はそんな初心者でもとっつきやすく、ベテラン達がしっかりとサポートしてくれるから安心です。
クラスチェンジでベテラン勢と対峙
最初の走行はクラスに分かれてのタイムトライアル。このタイムで予選のグリッドが決まります。
今回のTKレンタルシリーズは久しぶりのレースということもあって、ビギナークラスに参加を予定しており、昨日の練習走行(詳細はこちら>>>https://motor-fan.jp/article/10006990)で、33秒159というクラストップの好タイムを出すことができました。
しかし、どうやら32秒台に入ると章典外になってしまうそう……。急遽、主催者の武田さんにお願いしてエキスパートクラスに変更してもらうことに。確かにTKレンタルシリーズは初めてですが、レース自体はそれなりに経験していますから、初めからエキスパートクラスに出るべきでした。
当クラスは31秒台後半から33秒台前半がラップタイムなので、私が目標にしている32秒台でコンスタントに周回できれば、表彰台は難しくとも良い勝負ができそうな気配です。がぜんヤル気が湧いてきました!
タイムアタックの時間が近づくにつれ周囲からは2スト、4スト問わず、エキゾーストノートが響き渡ります。普段は撮影する側ですが今回は撮られる側です(笑)。それなりに場数を踏んできた私もちょっと緊張……。
マシントラブルにもすぐに対処
緊張して実力を発揮できず!?
続いて予選ヒート。タイムトライアルの順にグリッドに並んでスタートを待つ、この久しぶりの感覚にドキドキです!
レースからしばらく離れていたのでちょっと様子を見たのが悪かったのか、スタートに失敗し、1ヘア進入でもミスして出遅れてしまいました。なかなか前車と絡めず、淡々と全8周を走り終えて順位は9台中7位。納得いく走りができず、タイムも33秒825と練習走行から0.5秒以上も遅い結果に。
必死に食らいつくも結果は……
リターンライダーにもうってつけ!
↑サーキット秋ヶ瀬では、リザルトや周回タイムがスマホなどで確認できる「MYLAPS」を採用しています。みんなでお互いのタイムを確認しながら談笑!
参加者CHECK!
TKレンタルシリーズ最終戦レポート
ここからは12月23日に開催された最終戦の模様を軽くお伝えしちゃいます。真冬ながら、ビギナークラスのエントリー台数は20台に登り、2クラスに分かれて行われるほどの盛況っぷり! エキスパートクラスには全日本ロードレースから各種イベントまで多方面で活躍中のMCシモが電撃参戦! GO&FUNチャレンジクラスには加賀山就臣選手、小室旭選手、長島哲太選手といった豪華なゲストが参戦し、話題を集めた。
当日のMCを担当したシモ。彼はマイクをヘルメットに仕込み、実況をしながら走行するという『走れるMC』ならではのアクロバティックな芸(しゃべり?)を披露。しかも、ちゃっかり3入りに入賞するヤリ手っぷり!
参加者をしっかりサポートします!
■開催概要 ■
・開催場所 サーキット秋ヶ瀬 〒338-0824 埼玉県さいたま市桜区上大久保1099
・申込方法 開催日1ヶ月前から受付開始、開催日1週間前の16:00締め切り
現金書留郵便、または事務所窓口にて直接申込の事
・参加費 通常参加費¥35,000-
連戦割り¥30,000-(連続でエントリーされた場合)
(参加費、車両【スズキFU150】レンタル費、車両整備費ガソリン代込) ※転倒1回につき別途¥3,000-、また損害が大きい場合は部品代の実費あり ※車両の割り振りはメンテナンス管理者が実施
・レース前日練習費用
¥15,000-(走行料込み)
※サーキット秋ヶ瀬のライセンスをおもちで無い方はビジター料¥1,000-別途
(車両【SUZUKIFU150】レンタル費、車両整備費込)
※レース参加申込時にレース前日練習の有無を決定
・装備品レンタル料 レーシングつなぎレンタル¥5,000- レーシングブーツ¥1,000- グローブ¥1,000- ヘルメット¥1,000-
■都内からサーキット秋ヶ瀬へのアクセス
・浦和駅経由
湘南新宿ライン籠原行きに乗り、浦和駅下車。西口の国際興業バス、浦桜13-3大久保浄水場行に乗り、中島で下車。バス停より徒歩10分。
・南与野駅経由 埼京線大宮行きに乗り、南与野駅下車。西口の国際興業バス、志03-3 志木駅東口行に乗り、下大久保下車。バス停より徒歩15分。
■タイムスケジール■
・レーススケジュール>>>汗と涙の⁉️TKレンタル前半戦(前日練習編)はコチラ
【午前】 ライダーズミーティング
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タイムアタック7分間
↓
予選レース10周
↓
===お昼休み===
↓
【午後】 決勝レース12周 ↓ 表彰式