
2018年2月10日、トライアンフモーターサイクルジャパンは、ニューモデル国内発表会を開催した。この日ヴェールを脱いだのは、タイガー800/1200、そしてボンネビルスピードマスターの3台である。(REPORT:近田 茂)





会場となったのは、ITSCOM STUDIO &HALL 二子玉川。そこはオシャレなスポットとして既に定評のある二子玉川ライズ2Fの一角にあり、イベント広場と隣接した賑やかな場所だった。
ローンチセレモニーとプレゼンテーションは15時半からスタート。その後写真撮影の時間が設けられた後、パーティも開催。ゲストや報道関係者等、賑やかな発表会となった。プレゼンテーションでは、トライアンフモーターサイクルジャパンの野田社長自ら登壇。黒の革ジャンにヘッドセットマイクという出で立ちで、「勢力図を塗り替える年」だったと言う2017年の好調な業績報告から始まり、同ブランドの取り組みや日本での動向をレポート。販売面と商品ライナップの強化を図り2018年は年間2000台超えの販売を目指していることを力強く語った。
2018年のキーワードとなるのは「TRANSFORM」。次のレベルに向けて革新し、楽しいバイクライフの提供に努力する。つまりはさらなる大きな躍進を目指していることを表明したのである。
ヴェールを脱いだ2台のタイガー

新型発表の目玉となったのは、まず舞台右側でアンベールされたタイガーだ1200と800 。今や世界的に人気のカテゴリーとなったいわゆるアドベンチャーツアラーである。オフロードを走破する基本機能を備え大きく立派な車格でロングランを快適にこなす。
舞台スクリーンに映し出されたのは大自然の景色をバックに高原で一服する写真と共に、"大切な相棒(バイク)と知らない土地まで旅してみたい"というコピー。このシチュエーション、ライダーなら皆ソソられてしまうことは間違いないだろう。
実際にオフロードを走れる機会があるかどうかは別として、タイガーに乗ると、そんな素敵なシーンにアクセスできるという夢を抱くことができ、いつかそれを叶えたいという想いを持つことができる。
いずれも水冷DOHC12バルブ3 気筒エンジンを搭載。このエンジンがもたらす独特な出力特性こそタイガー(トライアンフ)ならでわの持ち味のひとつとして魅力がある。全て刷新されて、アドベンチャーモデルとしては4代目となるが、斬新かつ上級な仕上がりへの変貌ぶりはとても新鮮に感じられた。
ちなみにタイガー800 は受注生産のXRが143 万円から185 万6000円のXCA まで。1200は同じくXRの222 万7500円から最上級XCA は273 万1500円まで全8 機種揃えられている。道を選ばぬスポーティアドベンチャーとしての走りっぷりに期待したい。
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ボンネビルにボバースタイルを融合した「スピードマスター」

さてもう一台のニューカマーは、ブリティッシュカスタムをイメージして開発されたボンネビルスピードマスターだ。既に注目を集めているボバーと同様、モダンクラシックにカテゴライズされている。自分のバイクライフに個性的かつ豊かな彩りを加えるに相応しいバイクとしてデザインされたのが特徴。
搭載エンジンは水冷1197㏄のバーチカルツイン。もちろん吸気系は電子制御されるインジェクションだが空冷やキャブ車をイメージさせるデザインが採用されて、クランクケースも含めてどこか懐かしい雰囲気も。3色のカラーバリエーションも用意されて価格は170 万5000円から。
試乗インプレッションはまた改めて、乞うご期待!
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