無人速度取締機によるスピード取り締まりの見直しに伴い、新設数(6機)をはるかに凌駕する勢いでオービスの撤去が進んでいるが、今年もこの12月時点で45機が姿を消した。が、果たしてこの現象はドライバーにとって喜ぶべき現象なのか、というと?
固定オービスの大量撤去に警察の本音が見える!
一昨年あたりから始まった、主に幹線道路のオービス撤去の嵐は、何も警察が無人速度取締機によるスーピード違反の取り締まりに見切りをつけたわけではない。人手をかけずにスピード違反車を捕まえてくれるオービスは慢性的な人員不足に悩む警察にとって相変わらず魅力的な存在であることには変わりはないからだ。
事実、現在、撤去されているのは、メンテナンスに手間のかかる老朽化した旧型機や、計測性能に疑惑をもたれ、すでにメーカーが製造&販売から撤退しているHシステム等、今後、お荷物になりかねないオービスばかり。同時に設置場所の有効性の見極めが行われているだけに、以前のように同じ場所に新型が設置されるケースは激減すると思われるが、その分、取り締まり効率の高い「ゾーン30」を始めとする生活道路にシフトされていくことは明白だ。つまり、この「撤去の嵐」は警察によるスピード取り締まりの効率アップへの布石とも言えるのだ。
スピード取り締まりがより日常的になりそうな2018年、これを機に安全運転への意識を、より高めて欲しい。
◆東日本

☆青森県
R7青森市大野(東行き/H)/R4東津軽郡平内町(西行き/H)
☆宮城県
R4刈田郡蔵王町宮一本松東(上下/R)/R286仙台市太白区西多賀(上下/R)/R4栗原市 金成稲荷前(上 下/R)/R45東松島市矢本笠松(上下/R)/R6亘理郡山元町山寺石田(上下/R)
☆福島県
R6いわき市小名浜(下り/H)
☆栃木県
R4バイパス河内郡河内町(北行き/H)
☆埼玉県:R122さいたま市緑区南部領辻(北行き/H)/R17行田市小敷田(南行き/H)/R254比企郡川島町中山(南行き/H)/R4草加バイパス(北行き/H)/関越自動車道59.6kp(下り/H)/R298川口市安行領塚(外回り/H)
☆東京都
中央自動車道2.3kp(上り/L)
☆山梨県
R20甲府市小河原町(西行き/H)/R20笛吹市一宮町(下り/H)
◆中日本

☆静岡県
R1沼津市原町中(東行き/H)/R1静岡市清水区中之郷(上下/L)
☆ 岐阜県
県道77号岐阜市正木大橋(上下/H)/R15羽島郡岐南町八剣北6(南行き/H)/R15羽島郡岐南町八剣北6(北行き/H)
☆愛知県
R1刈谷市今川町東交差点先(西行き/H)/R65稲沢市南麻積町(両方向/L)/名古屋高速3号大高線0.8kp(北行き/R)/R153みよし市三好町(上下/L)/名神高速道路348.9kp(上り/L)
☆石川県
県道22号線能美市来丸町(南行き/H)/R8白山市水鳥町(北行き/H)
☆富山県
R8富山市小西(東行き/R)
☆福井県
県道29号線(嶺北縦貫線)あわら市金津町(北行き/R)
◆西日本

☆滋賀県
名神高速446.7kp(L)/名神高速429.2kp(上り/R)/北陸自動車道12.8kp(上り/L)
☆奈良県
R24奈良市左京6(南行き/H)
☆兵庫県
阪神高速3号神戸線39.4kp(上り/R)
☆徳島県
R55バイパス阿南市那賀川町小延(南行き/LH)
☆熊本県
R3熊本市高江町(北行き/H)
☆福岡県
県道31号筑紫野市武蔵(北行き/H)
☆沖縄県:R329中頭郡中城村宇和慶(上り/H)/R329中頭郡中城村宇和慶(下り/H)/R58中頭郡北谷町謝苅交差点(H)/R58中頭郡北谷町浜川3(H)/R58名護市数久田(南行き/H)
※H:新Hシステム R:レーダー式オービス L:ループコイル式オービス