JR西日本、京都支社で本番さながらの「列車事故総合訓練」を実施！

JR西日本は、「お客様の救護」「併発事故の阻止」を最優先に関係機関との連携強化を目的とした「列車事故総合訓練」を毎年実施しており、京都支社による訓練を吹田総合車両所で大阪府警本部、大阪府吹田警察署約30名、吹田市消防本部約30名、大阪大学医学部付属病院、大阪府済生会千里病院約10名、JR西日本近畿統括本部京都支社約160名の約230名が参加して実施した。



約100名が乗車している681系3両編成の金沢発大阪行上り特急列車が、JR京都線茨木～千里丘駅間において踏切内に進入してきた自動車を認め非常ブレーキをかけるも間に合わず衝突、先頭車両が脱線し、列車内では多数の乗客が負傷しているという設定で訓練が行われた。

各列車内の乗客の救護にあたり、避難誘導を行う。



各関係機関が協力して負傷者の救護を行う。



大破した自動車内からも消防隊員がけが人を救出する。

今回の訓練は、細かいシナリオを設定せず、訓練対象者には想定のみを伝え、自身で行動する「ブラインド訓練」として行われた。