緻密なセッティングが可能な前後全長式ダンパー 安心＆快適のACC ｜トヨタ・アルファード＆ヴェルファイア、エアサス化計画

30系後期　ALPHARD &VELLFIRE　D-UP最新案内

【AIR SUSPENSION】ACC［エーシーシー］

ALPHARD S



全長調整のメリットを活かし、ダンパー長で車高をコントロール。快適性に直結するエアバッグの空気残量は充分確保と、いわゆる“低く走れる”エアサスとして、他車種でも安定した人気を集めている「オン・ザ・グラウンド」をイチオシするのは名門ACC。

今年からはそれまでフロントのみだった全長式の導入を、リアダンパーにも広げるなど、より緻密なセッティングが可能に。同時に減衰力も見直し、低いままで走ることを想定し若干硬め方向へシフトさせるなど、進化の手を緩めない人気のキットだ。

売れ筋の対アルヴェル用では、エアサス本体だけでなく、キャンバー付きマウントや干渉回避用のロアアームなど、オプションも潤沢に用意。スタイリングと快適性を極めた、バランスのいいエアサスライフを送る環境が整っている。

MAX UP



MAX DOWN



気になる調整幅は、エアバッグ自体のストローク量が110〜120mmと、単純計算で最大10cm以上の開きがある。上位機種はダンパー長が変更できるため、落とした状態でも充分エアを確保できる。

FRONT



REAR



前後ともに全長式となった最新ダンパーは、減衰力を40段階で自由にコントロール可能（減衰力自体のセッティングも変更されている）。フロント同軸＋リア別体の構成は、純正に準じる。

フロントダンパーの取り付け部では、僅かだがキャンバー調整が可能。マッチングタイヤとの干渉回避に使える。



荷室床下収納を有効利用できる、専用のインストールパック「L型ラゲッジボード」という有料オプションも人気。



写真のコントローラーは、車高の記憶機能やスマホアプリ操作を可能としたオプション「3Pシステム」の付属品。

日本代表するブランドであるACC。標準機の「エアランナー」と「オン･ザ･グラウンド」の最大の違いは全長式か否か。上位の後者は4独標準と、左右輪が影響しあうことなく安定した挙動をキープと、より実用的な仕様となっている。

• エアランナー：49万8000円


• オン・ザ・グラウンド：62万6000円

＜STRONG POINT＞ オプションパーツでより低く

オプション扱いのアッパーマウントは、本体との同時取り付けで約2度のキャンバーを強制的に効かせることが可能。キットとの同時購入で＋2万円。

ハードに下げた場合に引き起こされる、ボディ干渉等の弊害を避けるための、交換用ロアアームもスタンバイ中だ。5万円。

問:エーシーシー

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URL:http://www.accincjp.com

（スタイルワゴン 2018年8月号）