スマホ連携が前提となるディスプレイオーディオ車ってナビ交換できる!? オーディオカスタムできる!?

何ができて、何ができない？

ディスプレイオーディオ時代のオーディオカスタム

今の時代にマッチしたスマホ連携オーディオ

近年自動車メーカーが積極的に導入しているディスプレイオーディオ（以下ＤＡ）。特にトヨタが昨年初めてＤＡをカローラ／カローラスポーツに標準装備したことがきっかけで、知名度が大きく向上。設定車種は徐々に拡大中です。

まず驚かされるのは、インパクトのある見た目。従来のＤＩＮ規格にとらわれない大きなディスプレイがインパネの中央に鎮座し、強烈な存在感を放っています。中身も大幅に進化しており、スマートフォンと連携して様々な機能を楽しめるのが最大の特徴です。

まずはメインのオーディオ機能ですが、ラジオこそ視聴できるものの、基本的にＣＤやＤＶＤスロットがありません（一部車種はオプションで追加可能。メーカーによっては標準装備している車種もあり）。

今はスマホで音楽を聴く人が多いため、時代背景を考慮してブルートゥースやＤＡ対応のアプリを活用する手法を採用しました。

ナビ機能についても、スマホと連携。ナビアプリの地図をディスプレイに映し出し、操作はＤＡ本体で直接行うことができます。操作感も指でスッとなぞるスマホ感覚だから、使い勝手が良いです。

トヨタの場合は標準仕様のアプリでＬＩＮＥカーナビが使えるほか、オプションとなりますがアップルカープレイとアンドロイドオートを利用することができ、普段スマホで使い慣れているナビアプリを使うことが可能となっています。

トヨタはDA搭載車種を積極的に増やしており、コンパクトSUVのライズにも大型9インチのDAを採用。しかしディーラーオプションで、専用パネルに交換して装着する2DINナビも設定する。

マツダはひと足早くディスプレイオーディオを設定。独自のコネクティッドサービス「マツダコネクト」を導入して、数多くの機能を用意。

市販のメインユニットは使えないってホント？

まさに最先端なディスプレイオーディオですが、スマホに慣れていない人は使い勝手に違和感を持つかもしれません。しかしＤＡを搭載したクルマは、インパネ形状の兼ね合いで市販のメインユニットを取り付けることができないのがデメリット。

ＤＡは全グレード標準装備とする車種が多く、社外のオーディオを付けるために今までの車種では選択できたオプション、「オーディオレス」の設定もないのです。カーオーディオ好きにとってはちょっと辛いですね。

アルファード＆ヴェルファイアも、今年１月の一部改良でＤＡが標準装備に。現状は社外のカーナビに交換することはできないと言われていますが、新車コンプリートカーに強いアルパインスタイルは、人気のアルパインビッグＸ11を独自の手法でインパネ中央に違和感なく搭載することに成功しました。

同店舗でアルヴェルの新車コンプリートカーを購入した人に限り、ビッグＸ11を追加して納車が可能とのこと（アルヴェル以外の車種、また持ち込み取り付けは非対応）。詳細はアルパインスタイル各店舗にお問い合わせを！

BMWもディスプレイオーディオを採用。OSがオペレーションシステム7.0に進化し、オーディオやナビの操作性が大幅に向上している。

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スタイルワゴン2020年5月号より

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