内装の質感や使い勝手は、快適なドライブの実現のためにこだわりたい部分です。インテリアデザインはもちろん、座席周りの収納の使い勝手の良さや荷室の収納力などは非常に重要な車選びのポイントとなるため、しっかりと確認しておきましょう。
ここでは、ホンダ「フリード」の内装についてご紹介します。
- コンパクトなサイズ感でありながら広い居住空間を確保
- 「G」「HYBRID G」は2色からインテリアカラーが選択できる
- 荷室は開口部が広く、さらに開口部地上高は低く設計されているので大きな荷物も積み込みやすい
フリードの室内空間の特徴
フリードはコンパクトなボディサイズながら広い室内を持つのが特徴です。メカスペースを最小限に抑えて居住スペースを最大限にまで大きくすることで、先代フリードよりも1列目から3列目までのシート間の距離を90mmも拡大しました。どの座席においても大人の方が快適に過ごせる広さを確保しています。
また、バッテリーを搭載するハイブリッド車は一般的に室内や荷室の広さが犠牲になるという問題がありますが、現行型フリードではバッテリーをはじめとするハイブリッドシステムを小型化し、1列目シート下に収納することでハイブリッド車でも広い室内空間や荷室の確保を実現しました。
フリードのグレードごとの内装
ここからは、フリードのグレードごとの内装についてご紹介します。
上品なモカのファブリックシートが好印象な「G」/「HYBRID G」
専用のデジタル柄があしらわれたシートが装備される「CROSSTAR」/「HYBRID CROSSTAR」
特別仕様車「BLACK STYLE」
上品なモカのファブリックシートが好印象な「G」/「HYBRID G」
「G」「HYBRID G」では、やわらかいイメージを車内にもたらす上品な色合いのモカのファブリックシートを採用。
インパネミドルエリアには温かみを感じさせるウォールナット木目調パネルをあしらい、上質さを感じさせる仕上がりです。
また、「G」「HYBRID G」では「Sパッケージ」というメーカーセットオプションがあり、これを選択すると手触りの良い人工素材のプライムスムースとファブリックのコンビシートが装備される専用のブラックインテリアとなります。
「Sパッケージ」にはコンビシートのほか、本革巻きステアリングホイール、シートバックアッパーポケットなどがセットになっています。
やわらかさを感じさせるモカとシャープなブラック、2つの異なるインテリアが選べるのはうれしいポイントといえるでしょう。
専用のデジタル柄があしらわれたシートが装備される「CROSSTAR」/「HYBRID CROSSTAR」
2019年10月のマイナーチェンジで追加されたクロスオーバーテイストの「CROSSTAR」「HYBRID CROSSTAR」では、インパネミドルエリアに専用のプライウッド木目調パネルを採用しました。
さらに、シートには汚れの目立ちにくいデジタル柄をあしらった専用のコンビシートを装備し、クロスオーバーモデルらしいアクティブさを感じさせるインテリアに仕上げています。
特別仕様車「BLACK STYLE」
「BLACK STYLE」は全グレードに設定があり、内外装のアクセントとしてブラックをあしらい、より上質でスタイリッシュな装いであることが特徴の特別仕様車です。
「G 特別仕様車 BLACK STYLE」もしくは「HYBRID G 特別仕様車 BLACK STYLE」では、ブラックのファブリックシートが備わるブラックインテリアで、クールな雰囲気です。
「CROSSTAR特別仕様車 BLACK STYLE」「HYBRID CROSSTAR特別仕様車 BLACK STYLE」では、CROSSTAR専用のコンビシートにシルバーのステッチがあしらわれます。
座席周りの収納も忘れずにチェック
ドリンクやスマートフォンなど、ドライブ中に必要なものを収納しておくスペースの充実度もチェックしておきましょう。
インパネアッパーボックス
運転席前には大型インパネアッパーボックスがあります。カバー付きなので貴重品などの収納にも良さそうです。
インパネトレイ
助手席前に仕切りのついたトレイが装備されています。メガネやハンドタオル、スマートフォンなどドライブ中によく使用するものを置いておくのに最適です。
運転席・助手席ドリンクホルダー＆収納式ドリンクホルダー
運転席・助手席のエアコン送風口の下にドリンクホルダーが1つずつ装備されています。カップやペットボトルはもちろん、四角い紙パックのドリンクも置けます。
さらにエアコン操作パネルの下にも、収納式のドリンクホルダーがあります。
ボトルホルダー付き大型ドアポケット
左右のフロントドアのポケットは、A4サイズの雑誌などが十分収まるサイズです。ボトルホルダーも装備されています。
スライドドア・ボトルホルダー
左右のスライドドアにも、ボトルホルダーがあります。
リアサイド・ドリンクホルダー
3列目シートにもドリンクの置き場所が確保されているのは、うれしいポイントでしょう。
センターテーブル
センターテーブルはインパネ内蔵型であるため、使用しないときは収納しておけるので邪魔になりません。
コンビニフック
運転席、助手席のアームレストには紙袋やビニール袋などを掛けておけるフックが装備されています。
シートバックポケット
助手席のシートバックには雑誌やタブレットなどの収納に最適なシートバックポケットが装備されています。
このほか、一部グレードを除き運転席・助手席のシートバックの上部にスマートフォンなどが収納できる「シートバックアッパーポケット」があります。
フリードの荷室・シートアレンジ
フリードの荷室の開口部は高さ1,110mm、最大幅1,080mmと大きく、さらに開口部地上高は480mmと低いので、荷物の積み降ろしがスムーズにできるのが特徴です。
3列目シートを跳ね上げればベビーカーを立てたまま積み込める広い荷室が出現します。
2列目キャプテンシート装着車の場合は、シート間の空間を利用して2列目シートをアレンジすることなく自転車を積み込むことも可能です。
フリードの内装や収納をしっかりチェックして特徴を把握しよう
車選びの際に確認しておきたいポイントはたくさんありますが、快適性を左右する内装は特にしっかりと確認しておきましょう。可能であればドライバーだけでなく、家族など一緒に車を使用する方の意見も取り入れることをおすすめします。
よくある質問
Q1：フリードの室内空間の特徴は？
A：現行型は先代フリードよりも1列目から3列目までのシート間の距離を90mmも拡大したことに加え、バッテリーなどのハイブリッドシステムを小型化してシート下に収納することで、ハイブリッド車でも広い室内空間を実現しました。
Q2：フリードのグレードごとの内装の違いは？
A：「G」「HYBRID G」では、上品でやわらかい印象のモカのファブリックシートを採用。「CROSSTAR」「HYBRID CROSSTAR」では、アクティブさを感じさせる汚れに強いデジタル柄があしらわれた専用シートを装備しています。なお、「G」「HYBRID G」では、オプションの「Sパッケージ」を追加するとプライムスムースとファブリックのコンビシートが備わるブラックインテリアになります。
※この記事は2023年12月時点の情報で制作しています
