車を購入する際に燃費を重視する方は多いといえます。たとえ車両本体価格の安い車を購入しても、燃費が悪ければ燃料代がかさんでしまい、長期的に見ると負担が大きくなるリスクがあるでしょう。
しかし、多くの車種がある中で燃費のいい車はどれなのか、わかりづらいことがあります。また、自分が気になる車は燃費がいいのか、気になる方もいるでしょう。
そこで、燃費のいい車トップ10を紹介し、実燃費とカタログ燃費を比較しながら、燃費性能を解説します。車種の特徴と併せて見てみましょう。
燃費のいい車トップ10
どのような車に乗るのがいいか決めるうえで、燃費の良さは重要です。
ここでは、2024年5月22日時点の「e燃費」における燃費ランキングトップ10の車種について、ランキング順に燃費性能のいい車10車種をご紹介します。
どのような車の燃費がいいのか、また、希望の車種の燃費性能はどうか、チェックしてみましょう。
1. ダイハツ「ロッキー」
・実燃費*:25.88km/L
・カタログ燃費:28.0km/L(WLTCモード)
ダイハツ「ロッキー」は、コンパクトSUVとして設計された車で、スタイリッシュな外観と快適な乗り心地を兼ね備えています。
ロッキーのカタログ燃費は、ベースの「L」グレードで28.0km/Lとされており、非常に優れた値となっています。実燃費も25.88km/Lと報告されており、カタログ燃費に近い値を示しています。こ 燃費性能を重視する方には、ロッキーは優れた選択肢といえるでしょう。
2. スズキ「アルト」
・実燃費*:25.34km/L
・カタログ燃費:27.7km/L(WLTCモード)
スズキ「アルト」は、シンプルなデザインとコンパクトなサイズでありながら、日常の使い勝手を追求したモデルです。
軽自動車の中でも特に燃費性能が優れており、2WDマイルドハイブリッドでのカタログ燃費は27.7km/Lと、ガソリン・ハイブリッドでの軽自動車でNo.1です(2024年1月スズキ調べ)。
実燃費は25.34km/Lとなっておりカタログ燃費よりやや低いものの、十分な燃費性能だといえます。
高効率エンジンとマイルドハイブリッドシステムの組み合わせによって高い燃費性能を実現したアルトは、日常の通勤や買い物などでの利用にとっても経済的です。軽自動車で、燃費性能の高い車がいい方には、理想的な選択肢といえるでしょう。
3. トヨタ「アクア」
・実燃費*:25.10km/L
・カタログ燃費:34.6km/L(WLTCモード))
トヨタ「アクア」は、ハイブリッド技術を駆使したコンパクトカーで、都市部での走行に最適なデザイン、優れた燃費性能が特徴です。
アクアのカタログ燃費は、ベースの「Xグレード」で34.6km/Lとなっており、実燃費は25.1km/Lとなっています。 アクアの燃費効率の良さが最大限発揮されるシーンは、ストップアンドゴーの多い都市部での走行です。ハイブリッドシステムの向上により、経済的かつ環境に優しいカーライフが送れるでしょう。
4. トヨタ「カローラアクシオ」
・実燃費*:24.85km/L
・カタログ燃費:27.8km/L(WLTCモード)
トヨタ「カローラアクシオ」は、信頼性と経済性を兼ね備えたセダンで、長距離走行にも適したモデルです。
カローラアクシオのカタログ燃費は、2WDのハイブリッド車で27.8km/Lです。実燃費は24.85km/Lで、カタログ燃費に近い性能を発揮しています。
カローラアクシオは、ファミリーカーとしても人気です。家族で長距離ドライブを楽しむことが多いなら、最適なモデルといえるでしょう。
5. トヨタ「ライズ」
・実燃費*:28.13km/L
・カタログ燃費:28.0km/L(WLTCモード)
コンパクトSUVのトヨタ「ライズ」は、スタイリッシュなデザインと広い車内スペースを特徴としています。
ライズのカタログ燃費は、ハイブリッド車で28.0km/L、実燃費はそれよりもやや多めの28.13km/Lで、カタログ値に近いパフォーマンスとなっています。 日常の通勤やレジャーでの使用を考えていて、燃費もいい車を希望する方には、ライズは優れた選択肢となるでしょう。
6. ダイハツ「ミライース」
・実燃費*:23.23km/L
・カタログ燃費:25.0km/L(WLTCモード)
ミライースは、ガソリン車ながら2WDでのカタログ燃費が25.0km/Lと、マイルドハイブリッド車に匹敵する値となっています。実燃費も23.23km/Lと、カタログ燃費と近い値です。
軽量ボディと高性能なエンジンの組み合わせにより、このような燃費性能を実現しており、通勤や短距離の移動で活躍する車といえるでしょう。
7. トヨタ「カローラスポーツ」
・実燃費*:23.21km/L
・カタログ燃費:30.0km/L(WLTCモード)
トヨタ「カローラスポーツ」は、スポーティなデザインと優れた走行性能を備えたハッチバックモデルです。
カローラスポーツのカタログ燃費は、「G“X”」のハイブリッド車で30.0km/Lです。実燃費は23.21km/Lとなっており、カタログ燃費よりもやや低い値となっています。
それでもスポーティな走行性能と十分な低燃費を両立しているので、ドライブを楽しみつつもガソリン代を抑えたい方におすすめです。
8. ホンダ「インサイト」
・実燃費*:22.76km/L
・カタログ燃費:28.4m/L(WLTCモード)
ホンダ「インサイト」は、ハイブリッド技術を駆使したセダンで、洗練されたデザインと優れた燃費性能を特徴としています。2022年12月に販売が終了しており、現在は中古車のみの取扱いです。
インサイトのカタログ燃費は、「LX」グレードで28.4km/Lです。実燃費は22.76km/Lとなっています。ハイブリッドシステムにより、高い燃費性能と快適な走行を実現しています。長距離走行にも適しており、経済性を重視する方におすすめです。
9. ホンダ「フィット」
・実燃費*:22.50km/L
・カタログ燃費:30.2km/L(WLTCモード)
ホンダ「フィット」は、コンパクトカーの中でも優れた燃費性能と広い車内空間を兼ね備えています。スタイリッシュなデザインと高い実用性で人気のモデルです。
フィットのカタログ燃費は、ハイブリッド車でベースグレードの「e:HEV BASIC」で30.2km/Lです。
実燃費は22.50km/Lです。
走行シーンに合わせて3つのモードを切り替えられる「e:HEV」により、さまざまな走行条件で効率的なエネルギー利用が可能です。日常の通勤や買い物にもフィットはおすすめです。
10. トヨタ「プリウス」
・実燃費*:22.32km/L
・カタログ燃費:28.6km/L(WLTCモード)
トヨタ「プリウス」は、ハイブリッドカーの先駆けとして知られ、革新的な技術と優れた燃費性能を持つ車です。
プリウスのカタログ燃費は、ハイブリッド車の「G」グレードと「Z」グレードで28.6km/Lです。実燃費は22.32km/Lとなっています。
長距離ドライブでも燃料費を抑えやすく、ハイブリッドシステムの高効率エネルギー利用により、都市部でも郊外でも経済的な走行が可能です。
* 実燃費は「e燃費」における2024年5月22日時点のデータより
※この記事は2024年5月時点の情報で制作しています