スバルは20世紀初頭に飛行機のメーカーとして出発した会社で、1950年代より車の開発・生産・販売が始まりました。スバルならではのエンジンや安全機能があり、「スバリスト」と呼ばれるスバル車を乗り継ぐファンもいるメーカーです。
スバリストに限らず、多くの方がメリットと感じる特徴がスバル車にはあります。スバル車の全車種それぞれの特徴、価格やカーリースを利用する場合の月額料金を見ていきましょう。
- スバル車には独自の安全技術が盛り込まれている
- ボクサーエンジンをはじめとして「走り」の面でも高性能
- 普通車・軽自動車とも多くの車種を生産するメーカー
「レヴォーグレイバック」小回りの利くSUV
車両本体価格:399万3,000円~
定額カルモくんの月額料金:53,740円~
「レヴォーグレイバック」は、ステーションワゴンの「レヴォーグ」から派生したSUVタイプの車です。最小回転半径が本家レヴォーグの5.5mより小さい5.4mと、小回りが利くSUVとなっています。
アイサイトをはじめとする先進安全機能のほか、人が乗るキャビン部分が潰れにくい構造となっており、万が一の事故の場合に被害軽減を図る設計です。さらに、最低地上高が200mmとなっており高く見通しやすい視点で運転できる車となっています。
「クロストレック」グッドデザイン賞を受賞したスバル車
車両本体価格:266万2,000円~
定額カルモくんの月額料金:38,450円~
「クロストレック」は2023年のグッドデザイン賞を受賞した車です。車のトレンドであるSUVの中でも、デザイン面で優れているといえるでしょう。そればかりでなく、自動車安全性能ファイブスター賞など合計5つの賞を受賞しており、評価の高い車です。
注目すべきはデザインや安全性能だけではありません。全輪駆動(AWD)車は悪路の走行でも安定感があり、前輪駆動(FWD)車もレスポンスの良いサスペンション調整がされています。
「レックス」走りと実用性を両立したコンパクトカー
車両本体価格:182万円〜
定額カルモくんの月額料金:26,680円〜
迫力がある外観である一方、コンパクトなつくりとなっているSUVが「レックス」です。コンパクトであるとはいえ、369Lの大容量カーゴルームは仕事や遊びで多くの荷物を積むのに活躍してくれるでしょう。
マニュアルモードにすることで7速シーケンシャルのシフトワークを体感できます。いつもと違う走りを楽しみたいときに、スポーティーな感覚を味わえる機能です。また、23.6km/L~の低燃費も魅力となっています。
「インプレッサ」スバル伝統のボクサーエンジン
車両本体価格:229万9,000円~
定額カルモくんの月額料金:33,170円〜
スバルの技術的特徴ともいえる水平対向エンジン(ボクサーエンジン)を搭載した車のひとつが「インプレッサ」です。水平対向エンジンは、重心が低くなることで走行時に車の安定性が増す特徴があります。ボクサーエンジンとモーターのハイブリッドタイプも、インプレッサのラインナップに加わっています。
そのほか、骨盤を支える構造のフロントシートや、音を吸収する設計がされるなど、乗る方の快適性も目指した車です。
「ジャスティ」フルフラットでくつろげるコンパクトカー
車両本体価格:197万4,600円~
定額カルモくんの月額料金:28,220円〜
「ジャスティ」はハイトワゴンタイプのコンパクトカーです。ハイトワゴンは、軽自動車によく見られる車の天井と居住性の高い車ですが、ジャスティは軽自動車ではなく普通車です。よって、軽自動車のハイトワゴン以上に居住性が高くなっています。
室内空間の広さが十分に活かされた設計となっており、フルフラットにして寝そべることが可能です。また、リアシートを前にスライドさせ、複数個のスーツケースを載せることもできます。
「WRX S4」モータースポーツ参戦もする走りを追求した1台
車両本体価格:447万7,000円~
定額カルモくんの月額料金:60,560円~
「WRX S4」はニュルブルクリンク24時間耐久レースや全日本ラリー選手権といった、オンロード・オフロード問わずモータースポーツに参戦する車です。市販のWRX S4も、力強い2.4L直噴ターボエンジンとキレのあるトランスミッションで、走りの楽しさを体感できます。
スポーティーな走りだけでなく、3つのカメラを用いた先進安全機能「アイサイト」を搭載しており、安全に走ることにも長けた1台です。
「SUBARU BRZ」姉妹車・ハチロクに劣らない走行性能
車両本体価格:330万円~
「SUBARU BRZ」はスバルとトヨタが共同開発したスポーツカーです。そして、トヨタ「GR86」の姉妹車となっています。
スバルならではの水平対向エンジン(ボクサーエンジン)が搭載され、高い走行安定性を発揮しているのはSUBARU BRZもGR86も同じです。また、SUBARU BRZにはスバルの先進安全機能である「アイサイト」が搭載されており、BRZとGR86で迷う方はここが決め手になることもあるでしょう。
そのほか、足回りや空気力学を意識したフォルムなどは、スポーツカーらしさが詰まっています。
「フォレスター」安全機能と広い室内空間でファミリー層にも好まれるSUV
車両本体価格:306万9,000円~
定額カルモくんの月額料金:42,960円~
SUV「フォレスター」には、スバルならではの先進安全機能「アイサイト」が搭載されています。システム面での安全だけでなく、設計面でも安全への配慮がされているのが、フォレスターの特徴です。例えば、運転席から左右や後方を見る際、身長1mの子供も視認できる設計となっています。
また、広い開口部でチャイルドシートの積み下ろしがしやすい、大容量のラゲッジなど、ファミリー層に好まれる設計にもなっています。
「レヴォーグ」ハイパワーなステーションワゴン
車両本体価格:363万円~
定額カルモくんの月額料金:49,560円〜
「レヴォーグ」は、パワーが特徴のステーションワゴンです。基本グレードとなる「Smart Edition EX」でも177馬力、スポーツ性能の高いグレード「STI Sport R EX」では275馬力もあり、山間部の走行でもそのパワーをいかんなく発揮してくれるでしょう。
ステーションワゴンならではのカーゴルームも特徴で、容量は最大561Lです。形状によるものの、ゴルフバッグやスキー板といった荷物もリアシートを倒さずに積めます。
「レガシィアウトバック」先進の運転サポートを搭載
車両本体価格:425万7,000円~
定額カルモくんの月額料金:55,830円〜
「レガシィアウトバック」は、先進安全機能や運転サポートが充実したスバル車です。3つのカメラで衝突・追突を予防する「アイサイト」はもちろんのこと、渋滞時の運転操作の負担を軽減してくれる「渋滞時ハンズオフアシスト」、ウインカー操作だけで車線変更ができる「アクティブレーンチェンジアシスト」などが搭載されています。
こうした機能の充実により、「2021年度自動車安全性能ファイブスター大賞」をはじめ、日本、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドで、安全性能に関する高い評価を受けているのが、レガシィアウトバックです。
「ソルテラ」航続距離500km超の電気自動車
車両本体価格>627万円~
「ソルテラ」は電気自動車(EV)です。スバルでは商用車「サンバーバン」のEVが1990年代より存在しましたが、自家用向けの車としてはソルテラがスバル初のEVとなります。スバルが公表している数値では、フル充電時の航続距離は500kmを超えます。
EVとしての性能だけでなく、スバルならではの機能が盛り込まれている点もソルテラの魅力です。単眼カメラとミリ波レーダーで追突を予防する「SUBARU Safety Sence」やハンドル操作のアシスト機能などが搭載されています。また全輪駆動(AWD)や路面状況に応じた運転モードの切替えができる「X-MODE」で悪路走破性も高くなっています。
「シフォン」シンプルな外観で乗る場面を選ばない軽自動車
車両本体価格:138万6,000円~
定額カルモくんの月額料金:18,320円〜
軽自動車のトレンドであるスーパーハイトワゴン(背の高い設計の車)のスバル車が「シフォン」です。外観もシンプルであり、仕事で乗ってもプライベートで乗っても違和感のないデザインです。
スバルならではの先進安全機能も充実しています。前方に車や歩行者を検知すると警報音と弱いブレーキがかかり、システムが衝突を避けられないと判断した場合は強いブレーキがかかることで被害軽減する機能などが搭載されています。
「ステラ」乗りやすさのための配慮が盛り込まれた軽自動車
車両本体価格:120万1,200円~
「ステラ」は運転する方、乗る方の快適さに配慮された軽自動車です。モニターで後方を見ながら縦列駐車や車庫入れができます。また、最小回転半径は4.4mと、駐車時の取り回しはもちろん、狭い道の走行時も運転がしやすいでしょう。
運転席だけでなく、各座席に乗る際、ドアが90度まで開くので、大きな荷物をリアシートに載せる、チャイルドシートの取り外しをする場合もあまりストレスがかかりません。前部座席のガラスは紫外線・赤外線をカットする仕様なので、運転時の日焼けへの不安が軽減されます。
「プレオプラス」最安グレードでは100万円未満で入手可能
車両本体価格:97万200円~
定額カルモくんの月額料金:14,250円~
「プレオプラス」は、ダイハツ「ミライース」、トヨタ「ピクシスエポック」の姉妹車です。ミライースやピクシスエポックは車両本体価格が非常に安いことで人気を集めていますが、それはプレオプラスも同じで最安のグレードが97万200円となっています。
また、価格以外の経済性の高さもプレオプラスの魅力です。メーカー公表の燃費は34.2km/Lです。この点もミライースやピクシスエポックと同じで、お財布に優しい車をお求めの方におすすめできる車といえるでしょう。
「サンバーバン」デビューから60年を超えるロングセラー商用車
車両本体価格:104万5,000円~
「サンバーバン」は初代が1960年代デビューの車で、60年以上、多くの方に愛用されてきた商用軽自動車です。
ロングセラーの大きな理由である積載性の高さは、現行車種でも健在です。助手席を倒せば車内の前から後ろまでの長さ2.65mとなり、積載量だけでなく長尺の荷物を積める特徴があります。さらに、スバル車の先進安全機能も搭載され、車や歩行者を検知したときの警報・事故時の被害軽減機能やハイビームとロービームの自動的な切替えも可能です。
サンバーバンは商用車ですが、アウトドアを中心とした一般利用を想定したグレード「サンバーディアス」が存在します。
「サンバートラック」低燃費と安全性を兼ね備えた軽トラックに進化
車両本体価格:96万8,000円〜
軽トラックである「サンバートラック」は、商用車である「サンバーバン」と同様に、商工業・農林水産業といった仕事に従事する方々から愛されている車です。積載性は、りんごコンテナで48個、20Lポリタンクで40個載せられる設計となっています。
安全機能も充実しており、前方の車や歩行者を検知して警報、ブレーキがかかる機能やコーナーセンサーにより周辺の障害物の存在を知らせてくれる機能などがあります。また、CVT車では2WDモードと4WDモードの選択ができ、燃費を抑えたい場合、パワーが必要な場合の双方に対応できる車です。
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走りはもちろん安全機能も充実のスバル車
スバルは全輪駆動(AWD)や水平対向エンジン(ボクサーエンジン)など技術力に特徴のある車のメーカーで、世界ラリー選手権(WRC)の上位クラスでのチャンピオン獲得をはじめとした、目に見えた形での実績も築いています。
走りの部分での技術力は健在ながら、現在のスバル車は独自の先進安全機能が開発され、これまでのスバリストだけにとどまらず多くの方にメリットのある車がつくられるようになりました。今までスバルに乗ってこなかった方も、次の車として検討する価値があるでしょう。
※この記事は2024年5月20日時点の情報で制作しています