車の内装は快適性や居心地の良さを左右するため、車選びの重要なポイントのひとつといえます。機能的な部分はもちろん、シートの素材やインテリアのデザイン性などが自身の感性にしっくりくるのか、乗車したときに気分が盛り上がって楽しくドライブができるのかなども、長く愛用していくためには大切な要素といえるでしょう。
ここでは、スバル「レヴォーグ」の内装についてご紹介します。
- 前席と後席の間隔を広げ、後席の座面を長くするなど後席の居住性を向上
- 素材感と機能性にこだわった上質さを感じさせる内装
- 561Lの荷室容量を確保。さらに4:2:4分割可倒式シートによって荷室の拡大も可能
レヴォーグの室内空間の特徴
2020年10月に登場した現行型のレヴォーグでは、パッケージングを最適化し前席と後席の間隔を広げ、さらに後席のシート座面を長くすることで後席の居住性を大幅に向上しているのが特徴です。寒い時期にうれしいシートヒーターや夏場も快適に過ごせるベンチレーション機能なども搭載され、季節を問わず快適なドライブが楽しめるでしょう。
フロントシートには、ロングドライブでも疲れにくいことに加え、レヴォーグのポテンシャルを活かしたスポーティーな走りでも安心できるホールド性を備えたスポーツシートを採用しました。
また、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムや12.3インチフル液晶メーターを搭載し、先進性を感じさせるデジタルコックピットを採用しているのも魅力です。
レヴォーグのグレードごとの内装
ここからは、レヴォーグのグレードごとの内装について詳しく見ていきましょう。
シンプルで機能的な「Smart Edition EX」
本革シートの選択ができる「GT-H EX」
ボルドー×ブラックの専用インテリアが魅力的な「STI Sport EX」/「STI Sport R EX」
特別仕様車「Black Interior Selection」
シンプルで機能的な「Smart Edition EX」
スタンダードグレード「Smart Edition EX」は、ブラックを基調とし機能性を重視したシンプルな室内空間となっています。レヴォーグの内装は全体的な傾向としてラグジュアリーさなどをアピールするのではなく、素材感と機能性にこだわっているのが特徴といえるでしょう。
加飾にはダークメタリックが採用され、派手さを抑えながら上質感をもたらしています。
シート素材はカジュアルでお手入れのしやすい、シルバーステッチのあしらわれたトリコットのシートです。シルバーステッチは本革巻きのステアリングホイールやシフトブーツにも施されており、室内に統一感を持たせています。
本革シートの選択ができる「GT-H EX」
ワンランク上のグレード「GT-H EX」では、標準装備されるシートはトリコットとファブリックを組み合わせたコンビシートです。質感の違う素材を組み合わせることで表情のあるシートとなっています。ステッチのカラーはシルバーで、「Smart Edition EX」と変わりありません。
またこのグレードでは、オプションで本革シートの選択も可能です。レヴォーグにラグジュアリーさをプラスしたい方にはおすすめです。
ボルドー×ブラックの専用インテリアが魅力的な「STI Sport EX」/「STI Sport R EX」
走行性能に磨きをかけた「STI Sport EX」「STI Sport R EX」では、ボルドー×ブラックの専用本革シートを採用しており、ほかのグレードとはまったく異なる趣を持つのが特徴です。加飾はダークキャストメタリック、ステッチはレッドになり、アクティブさを表現。
センタートレイ加飾やフロアコンソールリッドはボルドー表皮巻きになり、スポーティーさだけではなく大人の色気を感じさせるラグジュアリーな雰囲気な室内空間に仕上げています。
インパネ加飾パネルやフロント&リアインナードアハンドル加飾パネルはダークキャストメタリックです。
特別仕様車「Black Interior Selection」
出典:スバル「レヴォーグ」
「STI Sport EX」「STI Sport R EX」に設定がある特別仕様車「Black Interior Selection」では、ブラック/グレーのウルトラスエード®シートを備え、インテリアの精悍さや上質さをさらに引き立てているのが特徴です。
ステッチはレッドで、インパネ加飾パネルやフロント&リアインナードアハンドル加飾パネルはベースモデルと変わりありません。
レヴォーグのポケッテリア
座席周りの収納も、ドライブの快適さを左右するポイントです。
レヴォーグには前席に照明付きのカップホルダーが2個、リア左右席のコートフックなど定番といえる収納が装備されています。書類入れとして使用されることが多い助手席前のグローブボックスも照明付きなので、夜間など室内が暗いときでも収納物を探しやすいでしょう。
また、USB電源をセンタートレイと後席に2個ずつ装備しているので、ドライブしながらスマートフォンやタブレットを充電することが可能です。
レヴォーグの荷室&シートアレンジ
国産のステーションワゴンは今となっては希少な存在となりましたが、ステーションワゴンの積載性の高さはほかのボディタイプにはない大きな魅力といえます。現行型のレヴォーグは「先進安全」「スポーティー」、そして「ワゴン価値」の3つの価値を革新させており、ステーションワゴンの本分ともいえる積載性もしっかりと確保しているのが特徴です。
レヴォーグの荷室は561L(サブトランク69Lを含む)の大容量を確保しています。車での旅行や荷物が多くなりがちなゴルフなどのレジャーでも十分に対応できる頼もしい広さです。荷物が積み込みやすいよう、開口部も広く設計されています。
フロアボードの下には69Lの大型サブトランクがあります。サブトランクの底面からルーフまでは最大で1,105mmの高さがあるため、鉢植えなどの高さのある荷物も余裕をもって積み込めるでしょう。
さらに荷室には、買い物袋などが吊り下げられるカーゴサイドフックや夜間の利用時に役立つカーゴルームランプも設置されています。リアクォーターポケットは底面がフラットで高さに余裕があるので、ペットボトルが収納可能。着脱しやすいトノカバーも標準装備です。
また、「Smart Edition EX」を除くグレードには、携帯キーを身につけた状態で接近すると自動でバックドアが開閉する「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」を採用。バックドアを閉めるとバックドアだけでなく、すべてのドアをロックしてくれる機能も搭載しています。
また、レヴォーグの後席には、4:2:4分割可倒式のシートを採用しています。
後席の中央席のみを倒すことができるため、4人が乗車していても釣り竿やスキー板などの長さのある荷物を積み込むことができます。
後席をすべて倒すと、自転車などの大きな荷物も余裕をもって積み込める広いスペースが出現します。
内装チェックは車選びに欠かせない
長く愛用できる車を選ぶには、居住性や使い勝手は決して無視できません。インテリアデザインに違和感を覚えたり、収納に物足りなさを感じたりしていると、結局は使いにくさを感じて早い段階で手放してしまうことにもなりかねません。車選びの際にはしっかりと内装を確認するようにしましょう。
よくある質問
Q1:レヴォーグの室内空間の特徴は?
A:レヴォーグは前席と後席の間隔を広げ、さらに後席の座面を長くすることで後席の居住性を向上させています。また、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムや12.3インチフル液晶メーターを搭載し、先進性を感じさせるデジタルコックピットを採用しているのも現行型のレヴォーグの特徴といえるでしょう。
Q2:レヴォーグの内装の特徴は?
A:レヴォーグのインテリアは、ブラックを基調とし華美になりすぎない機能的で素材感を活かす上質なインテリアデザインとなっています。「STI Sport EX」「STI Sport R EX」では本革のシートが標準装備で、「GT-H EX」でもオプションで本革シートの選択が可能です。
Q3:レヴォーグの荷室は十分に荷物が積める?
A:現行型のレヴォーグは「ワゴン価値」にも磨きをかけ、561Lの大容量の荷室を確保。さらに開口部を広く設計したり、ハンズフリーオートリヤゲートを採用したりすることで荷物の積み込みやすさにも配慮されているのがポイントです。また、後席には4:2:4分割可倒式シートを採用しているので、4人が乗車した状態で長さのある荷物を積み込むことも可能です。
※この記事は2023年11月時点の情報で制作しています