オリオンバスで運行している7種類のバスのシート・車内設備を比較しました。
あなたは何を重視してバス便を選びますか? やはり運賃? シートの快適さ? それとも車内設備?
ぜひ乗車するバス選びの参考にしてみてください。
オリオンバスの高速バス 3つの特徴
1)4列シートが多い
オリオンバスのバスタイプは7種類ありますが、その中で3列独立シートは1つだけ。それ以外はすべて4列シートです。1つの車両に座席を多く確保しているので、その分リーズナブルに乗車できます。
また以下で紹介していますが、オリオンバスは4列シートであっても、シートピッチやシート幅を広くとっている車両が多いので「4列シート=狭い・疲れる」というわけではありません。
それぞれのシートを比較してみて、好みの車両を見つけてみてくださいね。
2)トイレがない
オリオンバスの車両には、どの車両にもトイレがありません。 その代わり、2~3時間ごとにトイレ休憩が設けられています。
3)リクライニングがMAXまで倒せて快適
オリオンバスで評判のサービスと言えば、乗客が乗る前にリクライニングをMAXまで倒していること! そのため後ろの人を気にして倒す勇気がない、という方も安心して利用できます。
オリオンバスで扱う7種類のバス
オリオンバスでは、以下7種類のバスを運行しています。
シート名 | シートタイプ | Wi-Fi | コンセント | リクライニング 角度 |
---|---|---|---|---|
プライベートトリプル | 3列独立シート | × | ◯ | 130度 |
リラックスプラス | 4列シート | × | ※便・日程による | 130度 |
リラックス | 4列シート | × | × | 130度 |
コンフォート | 4列シート | ◯ ※一部路線 | ◯ | 105度 |
のびのびシート | 4列シート | × | ※便・日程による | 130度 |
のびのびプラス | 4列シート | × | USBポート | 128度 |
スタンダード | 4列シート | × | ※便・日程による | 105~120度 |
各シートの詳細では、シート幅やシートピッチも紹介しています。
それぞれのバスを比較してみましょう。
※シートピッチ…座席の前後間隔
1)「プライベートトリプル」とにかくぐっすり眠りたい方におすすめ!
プライベートトリプルは、オリオンバスの中で唯一の3列独立シート・セパレートカーテン付きです。「リラックスプラス」シートと組み合わせた車両の前方または後方の一部が、プライベートトリプルになっています。
より気兼ねなく足を伸ばしたい方はプライベートトリプルがおすすめ。またシート幅はオリオンバスの中で最も広いので、大柄な方にも良いですね。
コンセントやカーテン、安眠枕も付いている、至れり尽くせりなシートです! ただし「プライベートトリプルセンターシート」と呼ばれる真ん中の席は、カーテンの開閉ができません。
車内装備
- セパレートカーテン
- ブランケット
- スリッパ
- コンセント
- レッグレスト
- 足置きスタンド
- 安眠枕
- テーブル
シート情報
リクライニング角度:130度
シートピッチ:97cm
シート幅:49cm
2)「リラックスプラス」運賃&車内設備にこだわる方におすすめ!
リラックスプラスは、「プライベートトリプル」と組み合わせたコンビネーションバスの4列シート部分です。シート幅、シートピッチともに通常の4列シートよりも広めに取られているので、ゆったりと座れるでしょう。プライベートトリプルと料金を比較すると、乗車日にもよりますが3,000円~1,500円ほど安くなります。(通常料金・東京~大阪間)
コンセントがあるかどうかは車両によって異なるので、予約ページでコンセントのアイコンが付いているか確認すると確実! 以下のように表示されます。
車内装備
- ブランケット
- スリッパ
- レッグレスト
- 足置きスタンド
- 安眠枕
シート情報
リクライニング角度:130度
シートピッチ:93cm
シート幅:47cm
3)「リラックス」大柄な方におすすめ!
リラックスはシート幅が48cmというワイドサイズなので、まさにリラックスできるシート。シートピッチ、リクライニング角度にも十分ゆとりがあります。車内設備はブランケットのみですが、広めの座席に座れればOK! という方には、申し分ないシートです。
現在リラックスは定期便ではないので、臨時便として運行しています。
車内装備
- ブランケット
シート情報
リクライニング角度:130度
シートピッチ:94cm
シート幅:48cm
4)「コンフォート」設備充実で一番バランスの取れたバス!
コンフォートは、全席コンセント付きの4列シートです。車内でスマホの充電をしたい方は、このバスを選びましょう。また一部の便では、Wi-Fiサービスもあります。
座席は他のバスと比べても広く取られていて、シートピッチは7種類のシートの中でも最も広い98cm。 足置きスタンドやスリッパ、ブランケットもあり、夜行バスにあったら便利な車内設備はほぼ整っています。7種類の中で、一番バランスの取れたバスではないでしょうか。
車内装備
- ブランケット
- スリッパ
- コンセント
- 足置きスタンド
シート情報
リクライニング角度:105度
シートピッチ:98cm
シート幅:46cm
5)「のびのびシート」運賃&快適さ重視の方におすすめ!
のびのびシートは、リーズナブルだけど足元ゆったりなシートが良い、という欲張りな方におすすめ。便や乗車日によってはWi-Fiが付いていることがあります。予約ページから確認してみてくださいね。
車内設備は基本的にブランケットとスリッパが付いていますが、東京~福岡便にはスリッパがありません。必要な方は持参していきましょう。
車内装備
- ブランケット
- スリッパ
シート情報
リクライニング角度:130度
シートピッチ:94cm
シート幅:42~45cm
6)「のびのびプラス」スマホの充電をしたい方におすすめ!
のびのびプラスは、のびのびシートをさらにパワーアップさせたシートです。のびのびシートの車両が10列のところ、のびのびプラスは9列にしているので、その分シートピッチは2cmほど広くなっています。
また座席にはUSBジャックも付いています。うっかりアダプターを忘れてしまった…。というときでも安心。日本最長距離を走る東京~博多間の路線も、こちらの4列のびのびプラスの車両で運行しています。
車内装備
- ブランケット
- USBジャック
シート情報
リクライニング角度:128度
シートピッチ:96cm
シート幅:46.5cm
7)「スタンダード」運賃重視の方におすすめ!
スタンダードは横4列、縦12列の一般的なサイズの4列シートです。とにかく安く移動したい! という最安値重視の方におすすめ。車内設備はのびのびシートと同様、ブランケットとスリッパですが、こちらも便や乗車日によってはコンセントが付いています。(関東~福岡、関西~福岡の便はスリッパなし)
車内装備
- ブランケット
- スリッパ
シート情報
リクライニング角度:105~120度
シートピッチ:70~90cm
シート幅:42cm
まとめ
オリオンバスの高速バス7種類(※2018年10月現在)の紹介でした。
同じ4列シートでも、シートの広さや車内設備が微妙に違うことがわかりますね。機会があればバス旅をしながら、バスの乗り比べをしてみるのも面白そうです!
(バスとりっぷ編集部)