宮崎県宮崎市にある青島とは
「青島」は名前の通り、島の名前です。宮崎市の南東部沿岸にある島で、九州本土からは橋で繋がっています。島には「青島神社」という神社があり、巨人軍がキャンプの際に必勝祈願で訪れることでも有名。
特殊な植生をしており、すぐ近くの本土とは違い亜熱帯性の植物が多数確認できます。特にヤシ科の植物である「ビロウジュ」は青島を象徴する木になっています。
また、本土の青島海岸エリアにはビーチやリゾートホテル、おしゃれなお店が多数あり、一帯が南国ムードとなっています。
青島
宮崎駅・宮崎空港から青島へのアクセス
青島は宮崎市内に位置しているため、宮崎駅や宮崎空港から割とアクセスしやすいです!
公共交通機関を利用する場合、JR青島駅からは徒歩約11分、宮崎交通のバス停「青島」からは徒歩約8分で青島に到着します。
■宮崎駅からアクセス
宮崎駅から電車と路線バスで青島に向かうルートは以下の通りです。
電車と路線バスで所要時間に差があり、電車の方が15分ほど短く、料金も電車の方が安いです。
電車
料金:380円
所要時間:約40分
乗り換え:なし(※時間帯によっては乗り換え1回)
路線バス
料金:730円
所要時間:約1時間
乗り換え:なし
JRで向かう際は、時間帯によって乗り換えが発生する場合もあります。また宮崎駅から車で行く場合は、約25分ほどかかります。
宮崎駅までは福岡や佐賀、熊本などから高速バスでアクセスすることも可能です。
※2023年6月調べ
■宮崎空港からアクセス
宮崎空港から電車と路線バスで青島に向かうルートは以下の通りです。
電車と路線バスで所要時間に差があり、こちらは路線バスの方が15分ほど短いです。ただ電車は必ず1回乗り換える必要があるので、待ち時間によって所要時間は変動します。料金は電車の方が100円安いです。
電車
料金:410円
所要時間:約40分
乗り換え:1回
路線バス
料金:510円
所要時間:約35分
乗り換え:なし
宮崎駅よりも宮崎空港の方が青島に近いため、車で行く場合は約15分で到着します。空港から青島へは、電車もバスもあるので嬉しいですね。
※2023年6月調べ
実際に青島に行ってきた!
というわけで、実際に5月の青島へ行ってきました!
今回青島を訪れたのは早朝6時半ごろ。JRで行きましたが、青島駅で下車したのは自分ひとりでした。晴れた土曜日ということもあり、昼間は人が多いのでは? という読みであえて早朝出発。
青島駅を出て青島神社の方へと歩いて行きます。細かい道案内もあるので安心! 道中、お土産屋も多数ありましたが、まだ早朝なので当然閉まってます。
青島へと架かる「弥生橋」を渡って青島神社へ。弥生橋手前あたりからは大きく開けて、全身で海を感じられます。特に早朝だと、朝日の昇る方角がちょうど青島の方向なので、光の具合も相まってかなり神聖な雰囲気です。
弥生橋を渡ると右手に「鬼の洗濯板」と呼ばれる景勝地があります。この特徴的な風景は、岩の隆起と浸食によってできたもの。でこぼことした岩場が広がります。
「鬼の洗濯板」は潮の満ち引きによって様子が違うので、ぜひそのときどきの風景を楽しんでください!
ここまで来れば青島神社はすぐそこ。鳥居をくぐって参拝していきましょう。参拝は朝の6時から可能、お守りや御朱印などの授与は朝8時からです。
青島神社は本殿の横に「祈りの古道」という脇道があり、その先に小さな社があります。雰囲気がかなりよく、ここまでの開放的な景色から一転、熱帯のような植物に囲まれた静かな空間です。
特に今回は早朝で人が少なかったため、まるで自分しかいないような感覚になりました。
境内から見る海は美しく、ずっと見ていたくなります。
参拝が終わったら青島をぐるっと散策!
来た道を帰るのもいいですが、せっかくなら青島を1周してみませんか? 実は青島は1周1.5km程度ですので、結構簡単にぐるっと1周できちゃうんです!
青島神社の裏側にも「鬼の洗濯板」は広がっていますし、灯台もあります。おすすめですよ!
岩場には小さな生き物もいて、わたしはヤドカリを見られました。滑りやすいところもあるので少し注意が必要ですが、きちんと準備していけば自然とのふれあいも楽しめますね。
青島名物は実はういろう
今回はじめて知ったんですが、青島名物はなんと「ういろう」なんですね。
周辺のお土産物屋さんのほか、県道沿いにういろうのお店が多数あります。
宮崎駅のショップでも購入できたので、甘味好きの方はぜひチェックしてみてください!
周辺のホテルや観光スポット
青島周辺にはリゾートホテルや民宿、ゲストハウスなど宿泊施設が豊富。
荷物を置いて観光できますし、朝から青島へ散歩に行くこともできますよ。
少し南へ行くと、モアイ像で有名な「サンメッセ日南」や、洞窟の中に本殿がある「鵜戸神宮」があります。さらに進むと、広島カープのキャンプ地で街全体がカープカラーの油津(あぶらつ)、九州の小京都・飫肥(おび)もありますので、青島は宮崎観光の拠点にもぴったりですね!
青島へ行くならバスツアーもおすすめ!
今回、宮崎県の「青島」を紹介しました。
訪れたのが朝早い時間だったこともあり、青島神社以外のスポットをあまり紹介できませんでしたが、その分早朝に訪れたときにしか感じられない面白さや楽しさをレポートしてみました。
バスツアーに組み込まれていることも多い青島。個人旅行だけでなくツアーで行くのもおすすめです! 福岡発なら1泊2日のツアーが主流で、青島のほかに高千穂と天岩戸神社、宮崎神宮、鵜戸神宮など、宮崎のパワースポットを巡るツアーなどがありますよ。
一面に広がる海と神聖な青島神社、そして南国の雰囲気を感じに訪れてみてください。
(Goomba)