「ゴルフを始めたいけれどお金がかかりそう」と思っている方は多いのではないでしょうか。ゴルフはプレー人口が多く、年齢を重ねても続けられるスポーツなので趣味として始めるにも最適です。しかし、ゴルフはお金がかかるというイメージが根強く、敷居が高いと感じている方も多いでしょう。実際、ゴルフはある程度のお金は必要ですが、工夫すれば継続しやすいスポーツです。
そこで今回は、ゴルフを始めるのにかかる費用や、必要な道具の費用相場、続けるうえで必要となる費用について解説します。
ゴルフを始めるのにかかる初期費用の目安
ゴルフを始めるのにかかる初期費用の目安を、打ちっぱなしデビューとラウンドデビューに分けて解説します。
■打ちっぱなしでゴルフを始める場合
打ちっぱなしでゴルフを始める場合、かかる費用は数千円程度です。打ちっぱなしではゴルフクラブのレンタルがありますし、服装や靴はゴルフ用でなくても構いません。自分で最低限用意しておかなければならないのは、ゴルフグローブのみです。ゴルフグローブもメーカーによって異なりますが、安いものなら1,500~2,000円で購入できます。高価なものもありますが、最初のうちは安いものを使っても問題ありません。
これに加えて、ボール代・クラブのレンタル代・打席代が必要です。しかし、場所によっては、クラブのレンタルは無料でしているところもあります。また、地方の打ちっぱなしなら、打席代がかからないことが多いです。
ボール代・クラブのレンタル代・打席代の目安は以下の通りです。
(都市部)
ボール代:8円〜30円
打席代:300円〜600円
クラブレンタル代:0〜500円
(都市部以外)
ボール代:5円〜12円
打席代:0〜300円
クラブレンタル代:0〜500円
ボール代は会員になると割安になったり、プリペイドカードの購入代金ごとに割安になったりすることもあります。場所によって変動しますが、グローブ台を入れても基本的に1回の練習で約3,000〜4,000円程度で済むことがほとんどです。
■ラウンドでゴルフを始める場合
ラウンドでゴルフを始める場合の費用目安は、6〜7万円といわれています。買い揃える道具にこだわる場合は10万円以上になってしまうこともあるでしょう。ラウンドにかかる費用はゴルフ場にもよりますが、5,000〜1万5,000円程度です。必要な道具の費用相場は次の章で紹介しますが、費用の大半を占めるのはゴルフクラブになります。
ただ、ゴルフクラブはレンタルも可能なので、「ゴルフデビューするけれど続けるかわからない」という方はレンタルを検討してもいいでしょう。また知り合いにゴルフをしている人が入れば、貸してもらうのも初期費用を抑える一つの方法です。ラウンドデビューの初期費用を抑えたいなら、ウェアを購入しないという選択肢もあります。ラウンドの際には服装のマナーがありますが、必ずしもゴルフウェアブランドの服を着なければならないというわけではありません。マナーを守っている服装なら、普段私服で着ているものを着用しても大丈夫です。
ゴルフを始めるのに必要な道具の費用相場
ここからは、ゴルフを始めるうえで必要となる道具の相場について解説します。
■ゴルフクラブ・セット:2万〜10万円
ゴルフを始めるときに必要な道具で一番お金がかかるのが、ゴルフクラブです。ゴルフクラブはバラで購入できますが、初心者なら初心者向けのセットを購入した方がお得になります。ゴルフクラブセットはキャディバッグもついているので、わざわざバッグを購入する必要もありません。ゴルフクラブにこだわって数十万円以上かけている人もいます。
しかし、初心者のうちからいいクラブを購入する必要はありません。最初はクセがなく使いやすい初心者セットから始めて、慣れてきたらクラブも好みで選ぶといいでしょう。ゴルフショップでは中古のクラブセットも売られています。定価の3割程度で売られているものもあるので、あまりお金をかけたくないという方は中古品もチェックしてみてください。
■ボール:1,000〜3,000円
初心者であれば1,000〜3,000円程度のボールで構いません。初心者のうちはプレー中にボールをなくしてしまうことが多く、紛失したボールはゴルフ場が集めてロストボールとして売られています。新品のボールを購入してもいいですが、初心者であればロストボールでも問題ありません。ゴルフが上達したらボールの質にこだわってみてもいいでしょう。
■グローブ:1,000〜2,000円
ラウンド前に打ちっぱなしでグローブを購入しているのであれば、それを使用して構いません。自分のサイズに合っているものを選びましょう。
■マーカー:無料〜4,000円
プレー中にボールを拾うときに使用するのがマーカーです。マーカーはゴルフ場でくれるので、こだわりがなければ費用はかかりません。おしゃれなデザインも増えているので、好みに合うマーカーを選ぶのもおすすめです。
■ティー:100〜500円
ティーはティーショットを打つときに地面に挿して使う道具です。ドライバーとアイアンで必要なティーの高さが違うので、2種類用意しておきましょう。最近は高さが調節できるティーもあるので、そちらでも構いません。
■ゴルフウェア:無料〜1万5,000円
初期費用のところでも触れましたが、ゴルフの服装マナーを守っていれば、ゴルフウェアとして売られていない服でも問題ありません。モチベーションアップのために、おしゃれなゴルフウェアを購入してもいいでしょう。
■ゴルフシューズ:4,000〜1万円
ラウンドをするときはゴルフ専用シューズが必要になります。ゴルフシューズもメーカーや性能によって値段はピンキリです。初心者であれば4,000〜1万円程度の価格帯から選ぶといいでしょう。
■帽子:無料〜3,000円
夏場や冬場は帽子がある方が快適に過ごせます。帽子はどんな帽子でも構いません。なお、ゴルフ場によっては帽子がマストの場合があるため、事前に確認しておきましょう。
■ボストンバッグ:無料〜1万円
着替えやタオルはボストンバッグに入れます。こちらも特に指定はないので、持っているボストンバッグでも構いません。
■キャディバッグ:1万〜2万円
ゴルフクラブをセットで購入した場合は必要ありませんが、バラで購入した場合はキャディバッグが必要です。こちらも中古品がありますので、こだわらない場合はそちらを購入してもいいでしょう。
ゴルフを続けるうえでかかってくる費用
最後にゴルフを続けるうえでかかってくる練習代や交際費についても解説します。
■練習代:3,000〜4,000円
「打ちっぱなしでゴルフを始める場合」で解説しましたが、練習代は3,000〜4,000円程度です。料金は都市部かどうか、平日か土日祝日かによって変わります。自分のホームとなる打ちっぱなし練習場で会員になれば割安で練習できるので、ホームを作るといいでしょう。
■交際費:無料〜数千円
18コース回る場合はクラブハウスで食事などを楽しみますが、この費用がラウンド料金に含まれている場合もあります。そうでない場合は数千円程度かかると思っておきましょう。
ゴルフ初心者なら中古やレンタルで初期費用を抑えるのもアリ
ゴルフを始めるとなるとあれこれ揃えなければなりませんが、まだ続けるかどうか確信がないのなら中古やレンタルで費用を抑えるのも一つの方法です。ウェアや帽子なども工夫すれば費用を抑えられます。ラウンド料金も以前と比べると下がってきているので、思っているより気軽に始められるかもしれません。
ラウンドをするときは天気も気になるところです。ゴルフ場の天気が知りたいときは、ぜひ天気予報専門メディア「tenki.jp」で公開している「全国のゴルフ場の天気」をチェックしてください。