北海道 明日(29日)から日本海側は大雪やふぶきに注意・警戒

気温が高めで、冬らしからぬ天候がここ数日続いていた北海道内ですが、明日(29日)以降は冬型の気圧配置となる日が多く、日本海側では雪が降りやすくなるでしょう。特に明日から31日(金)頃は風も強まり、大雪や暴風雪となる恐れがあります。最近の天気予報、気象情報に留意して下さい。

●明日(29日)以降は冬型の気圧配置が強まる

今日(28日)の北海道付近は、千島の東に発達した低気圧がある影響で道北の宗谷地方からオホーツク海側で雪が降っています。北よりの風が全般にやや強く、一部ではふぶいて見通しの悪くなっている所もあります。今日になってから正午までの12時間降雪量は、稚内空港で23cm、稚内で22cm、中頓別で16cm(いずれも宗谷地方)となっています。一方、札幌や函館周辺など道央や道南方面、十勝地方などでは目立った雲はかからず、広く晴れています。千島の東の低気圧がゆっくりと東に離れる今日これからは、オホーツク海側や宗谷地方の雪は次第にやんでくる見通しです。一方、日本海から低気圧を含む気圧の谷が近づくため、現在晴れている道央や道南方面では次第に雲が広がり、湿った雪の降り出す所が多くなるでしょう。

明日(29日)は千島方面の低気圧や上空の気圧の影響もあってやや西に進路を取って再発達し、北海道付近は大陸方面の高気圧との狭間で冬型の気圧配置となって、気圧の傾きが大きくなる見込みです。このため、明日の道内は日本海側や渡島地方で断続的に雪となり、強い西～北西の風を伴ってふぶく所もあるでしょう。日本海側、特に札幌周辺などではここ数日の間まとまった降雪のなかった地域が多く見られましたが、明日は冬らしい天気が戻りそうです。

●2月1日(土)頃まで冬型の気圧配置が続く　札幌圏でもまとまった雪の可能性

この冬型の気圧配置は、現状の予想では2月1日(土)の前半まで続く見込みです。雪や風のピークは1月30日(木)～1月31日(金)と予想され、日本海側やオホーツク海側で雪や風が強まり、沿岸を中心に広い範囲でふぶくでしょう。中でも札幌圏を含めた道央や知床半島周辺ではまとまった降雪となる可能性があり、低気圧の進路や発達程度によっては警報級の大雪や暴風雪となる恐れがあります。広範囲で交通障害が発生する可能性もありそうです。最新の天気予報や気象情報に留意し、外出の予定のある方は時間に余裕を持った工程に、また状況によっては外出を控えるなどの検討もした方がよいでしょう。