地球照を伴った細い月と金星が接近 今日3日の夕方から夜は南西の空に注目!

今日3日(金)の夕方から夜は、月と金星が接近して見えます。地球照を伴った細い月と明るい金星が近づく様子はとても幻想的です。今夜は太平洋側を中心に晴れるでしょう。肉眼でも楽しめますので、南西の空を見上げてみてください。

●月と金星が接近

今日3日(金)の夕方から夜にかけて、南西の空で細い月が宵の明星とも呼ばれる金星と接近して見えます。地球照※を伴った細い月と明るい金星が近づく様子はとても幻想的です。肉眼でも楽しめますので、ぜひ、空を見上げてみてください。

なお、明日4日(土)には、月が金星と土星の間に入り、明るい3つの天体が並びます。5日(日)になると、月は土星の上側へと移動します。写真を撮るのも良さそうです。

※地球照とは、月の暗い部分が、地球から反射した太陽の光によって照らされて、うっすらと光って見える現象です。

●気になる天気は?

今日3日(金)の夕方から夜にかけては、北海道や東北の日本海側、北陸、近畿北部から山陰は雲が多く、所々で雪が降るでしょう。一方、北海道や東北の太平洋側、関東、東海はおおむね晴れて、星空を観察するのに良さそうです。近畿中部・南部、山陽、四国は一部に雲がかかりますが、晴れる所が多いでしょう。九州北部では雲が広がりやすいですが、九州南部では大体晴れる見込みです。沖縄はおおむね晴れて、星空観察に良さそうです。

日が暮れると、一段と冷え込みます。万全な寒さ対策をして観察してください。