台風10号 四国は明後日木曜日から金曜日にかけて大荒れの恐れ

四国地方は、台風10号からの湿った空気が流れ込んでいる影響で、太平洋側を中心に断続的に雨が降っています。明日は雨の範囲が更に広がり、明後日木曜日になると愛媛県と高知県では雨・風が非常に強まる所があるでしょう。四国への台風の最接近が予想される金曜日は、四国全域で大荒れとなるおそれがあります。

●太平洋側では激しい雨が長時間続く見込み　土砂災害・河川の増水・低い土地の浸水などに厳重警戒を

今後の雨の予想を見ると、明日の昼過ぎにかけては、雨の中心は高知県中西部と徳島県南部となっていますが、その後は大雨の範囲が次第に広がり、明後日から金曜日にかけては、高知県の山間部では降水量が非常に多くなる見込みです。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水などに厳重に警戒し、災害発生のリスクが高まる前に安全な場所へ避難するようにしてください。

●風は明後日から沿岸部を中心に強く吹き、金曜日は広い範囲で非常に強く吹く恐れも

台風10号は、明日はまだ移動速度が遅く四国から比較的離れたエリアに位置するため、沿岸部の一部を除いては、風はそれほど強くは吹かない見込みです。ただ、明後日になると、台風の接近に伴い沿岸部を中心に次第に強く吹く所が多くなり、台風の四国への最接近が予想される金曜日は広い範囲で非常に強い風が吹くおそれがあります。
強風に煽られて転倒したり飛来物によって負傷したりするおそれもありますので、金曜日は不要不急の外出は控えた方が良さそうです。

●台風最接近の30日は高潮にも警戒を

30日金曜日は、台風の接近と満潮時刻が重なった場合には、警報級の高潮が発生するおそれがあります。午後の満潮時刻は午前より潮位が高くなるため、更なる警戒が必要です。