西・東日本 11月なのに連日の夏日か 三連休の最終日は雨の範囲が広がる

11月上旬は異例の暖かさに。九州から関東甲信では、最高気温25℃以上の夏日が続く所も。三連休の初日はお出かけ日和ですが、最終日は雨の範囲が広がりそう。

●三連休の最終日　雨雲広がる

あす31日(火)も日本付近は高気圧に覆われますが、11月1日(水)以降はたびたび低気圧や前線の影響を受けるでしょう。

11月1日(水)から4日(土)にかけては、立て続けに前線が北日本を通過する予想です。北海道は断続的に雨が降り、前線が通過する1日(水)の夜や3日(金:文化の日)は、雨や風が強まる所があるでしょう。東北も一時的に雨が降りそうです。一方、晴れる関東から九州、沖縄では、三連休の初日は行楽日和となりそうです。

4日(土)は前線がやや南下。5日(日)には前線上に低気圧が発生して、西日本を中心に雨の範囲が広がるでしょう。6日(月)は、低気圧が急速に発達しながら北海道付近を北上し、前線が通過する予想です。このため九州から北海道の広い範囲で雨が降り、雨や風が強まるおそれがあります。今後の情報にご注意ください。

前線が通過する前は、暖かい空気が流れ込むため、季節外れの暑さになる所があるでしょう。

●東京都心など　年間の夏日日数　最多更新か

この先の気温の変化を見ると、日ごとに高くなる傾向です。

最高気温は、全国的に平年より高い日がほとんどでしょう。東京都心の最高気温は、2日(木)が26℃、3日(金:文化の日)から5日(日)にかけては25℃と夏日の予想です。東京都心の年間夏日日数は今年すでに140日と、2022年と並び過去最多タイですが、記録を更新する可能性が高くなっています。三連休の頃をピークに、九州から関東では連日の汗ばむ陽気になるでしょう。

最低気温は平年並みか高い日が多く、朝晩は極端に冷えることはなさそうです。

●高温に関する早期天候情報　発表

きょう30日(月)、気象庁から「高温に関する早期天候情報」が発表されました。早期天候情報とは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。

向こう2週間は暖かい空気が流れ込みやすいため気温が高く、北海道、東北、関東甲信は11月5日(日)頃から、沖縄地方は11月7日(火)頃から「かなりの高温」が予想されています。11月8日(水)は立冬ですが、季節の進みはゆっくりでしょう。

※かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差　北海道+2.5℃以上、東北+2.2℃以上　関東甲信+2.2℃以上、沖縄+1.7℃以上