千葉県 「記録的短時間大雨情報」続々と発表 川の水位が急上昇中 氾濫に厳重警戒

きょう8日(金)、千葉県には「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されています。河川の水位が急激に上昇しており、氾濫の危険度が高まっている河川があります。また、土砂災害の危険度が高まっている地域もあり、河川の氾濫や低地への浸水、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

●非常に激しい雨が降り続き　記録的な大雨に

きょう8日(金)、千葉県には台風13号に伴う発達した雨雲がかかり、線状降水帯が発生して猛烈な雨が降り続いています。

レーダーによる解析で、
午前10時20分までの1時間に鴨川市付近で約100ミリ、
午前10時30分までの1時間に南房総市付近と勝浦市付近で約100ミリ、
午前10時40分までの1時間に大多喜町付近約100ミリ、
午前10時50分までの1時間に勝浦市付近で約120ミリ、鴨川市付近で約120ミリ、君津市付近で約100ミリ、
午前11時までの1時間に大多喜町付近で約120ミリ、市原市付近で約100ミリ、いすみ市付近で約110ミリ、御宿町付近で約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されました。

「記録的短時間大雨情報」とは、数年に一度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析した時に、各地の気象台が発表します。基準は地域ごとに異なります。その地域にとって「災害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量」であることをお知らせするため発表するものです。

●少しでも安全な場所へ速やかに移動を　垂直避難も

この記録的な大雨により、千葉県内では河川の水位が急激に上昇しており、氾濫の危険度が高まっている河川があります。また、土砂災害の危険度が高まっている地域もあります。

千葉県では昼過ぎにかけて雨のピークが続くとみられ、河川の氾濫や低地への浸水、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

浸水や土砂災害の危険のある場所にお住まいの方は、あらかじめ決めておいた避難場所まで移動することがかえって危険な場合もあります。そのような場合は、近隣のより安全な場所や2階以上の部屋など、少しでも安全な場所へ移動しましょう。