連休最終日7日～連休明け8日 西～東日本で大雨の恐れ 交通への影響は?

連休最終日のあす7日～連休明けのあさって8日にかけては、活発な前線の影響で、西日本や東日本を中心に大雨となる恐れがあります。Uターンラッシュの交通に影響が出る可能性もあるため、十分な注意が必要です。

●太平洋側ほど雨量増　地震のあった石川県は明け方まで雨ピーク

連休最終日のあす7日は、前線が本州付近に停滞し、南から湿った空気が流れ込むため、活動が活発化する見込みです。梅雨を思わせるような雨の強まり方となりそうです。

明け方にかけては北陸など日本海側を中心に活発な雨雲がかかり、日中は大雨のエリアが太平洋側に移ってくるでしょう。

7日午後6時までの24時間に予想される降水量は、多い所で、近畿や四国で200ミリ、九州南部で180ミリ、東海や九州北部で150ミリ、関東甲信や北陸で120ミリなどとなっています。

特に南側に開けた斜面(鹿児島、宮崎、高知、和歌山、静岡など)は地形の影響で雨量が増える恐れがあります。東海道新幹線など雨量が多く予想されるエリアを通る鉄道などは、運行に影響が出る可能性があります。

また、きのう5日の地震で揺れの大きかった石川県なども土砂災害などの危険性が高まります。

●前線の動き遅く　連休明けの通勤に影響か

前線の動きが遅いため、連休明けのあさって8日にかけて雨が長引く恐れがあります。特に太平洋側の関東～四国にかけては、午前中を中心に活発な雨雲がかかり、総雨量が多くなりそうです。

7日午後6時～8日午後6時までの24時間に予想される降水量は、多い所で、東海で100～200ミリ、関東甲信や伊豆諸島、近畿、四国で100～150ミリなどとなっています。

関東や東海などは連休明けの通勤時間帯に大雨となる可能性がありますので、十分ご注意ください。

●激しい雨　車の運転に影響も

激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上～50ミリ未満の雨を表しています。

これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。

激しい雨が予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。

また、激しい雨が降ると、道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。

連休最終日で車の移動が増えるタイミングでの大雨なので、路面状況の変化には十分注意して、慎重な運転を心がけてください。