関東週間 GWの終盤は熱中症・大雨・体調管理に注意

ゴールデンウィーク後半の関東は、5日(金・こどもの日)まで晴れるでしょう。6日(土)は天気が下り坂で、7日(日)から先は天気がぐずつき、大雨の恐れもあります。また、気温のアップダウンも大きく、熱中症、大雨、大きな気温の変化による体調管理に注意が必要です。

●5日(金・こどもの日)にかけて晴天

きょう、3日(水・憲法記念日)はゴールデンウィークの折り返し地点。関東は移動性高気圧に覆われて晴れており、あす4日(木・みどりの日)も日差しがたっぷり届きそうです。

この先の週間天気図を見てみますと、5日(金・こどもの日)は、高気圧の中心が東に移動するため湿った空気が入りやすくなり、関東は雲が多くなるでしょう。ただ、日中は晴れ間があるため、お出かけには問題ない見込みです。
最高気温は内陸を中心に平年より高くなり、最高気温が25℃以上の夏日となる所が多くなるでしょう。

ただ、5日(金・こどもの日)は大陸から北海道付近にかけて前線が延びてくる見込みで、この「前線」が、のちのち関東に影響を及ぼすことになります。

●6日(土)は天気下り坂　7日(日)から先はぐずぐず天気

6日(土)は前線が次第に南下して、関東は雲の多い一日になるでしょう。最新の予想では雨が降るのは夜からで、早めに帰宅すれば、お出かけには問題なさそうです。
予想最高気温は25℃を超える所が多く、北部ほど暑くなるでしょう。湿った空気が入るため、体感はムシムシとした不快なものになりそうです。

7日(日)と8日(月)は、関東付近に前線が停滞するため雨が続くでしょう。傘を差しても足元が濡れてしまうほど雨脚が強まり、大雨の恐れもあります。
7日(日)は旅行先や帰省先から戻ってくる方も多いと思います。最新の気象情報だけでなく、交通情報もこまめに確認して移動したほうが良さそうです。

そして日中の気温は、6日(土)までと一転して20℃前後の所が多くなり、昼間もヒンヤリとした体感になるでしょう。天気と同時に、気温も大きく変化しそうです。8日(月)は連休明けということもあり、体調を崩さないよう十分に注意しなければいけません。

その後、9日(火)と10日(水)も低気圧や気圧の谷の影響を受けて、関東は広い範囲で傘が手放せないでしょう。最高気温はおおむね平年並みで、20℃を少し超えるくらいの所が多くなりそうです。

●6日(土)にかけては熱中症、7日(日)からは大雨&体調管理に注意

6日(土)にかけては気温が平年より高めに経過するため、車で移動する場合は、車内の熱中症に注意が必要です。

2019年5月8日に実施した日本自動車連盟(JAF)のテストでは、外気温が23.3℃〜24.4℃の直射日光の当たる場所に車を駐車した場合、計測開始時に25℃だった車内温度が、約2時間後に軽ワゴン車で39.9℃、大型SUVで46.5℃まで上がりました。
車内が高温になった場合、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。
真夏でなくても油断は禁物です。短時間であっても、子どもやペットを車内に残して車から離れないようにしましょう。

また、7日(日)は各地とも雨が降り、降り方が強まることもあるでしょう。ゴールデンウィーク最終日ということもあり、車で移動される方が多いかと思います。
アンダーパスなどの低い土地には雨水が流れ込み、すぐに冠水します。無理せず迂回するなどの対応をとりましょう。
特に局地的な急な大雨(ゲリラ豪雨)の時には、あっという間に冠水してしまうため、特に注意をして下さい。