14(水)頃は日本海側を中心に荒天 強い寒気流入 九州や四国も雪 車は冬装備を

14日(水)頃は日本海側を中心に荒れた天気。この時期としては強い寒気が流れ込み、本州だけでなく、九州や四国も降れば雪に。車は冬用タイヤなど、早めに準備を。

●11日(日)と14日(水)頃　一時的に冬型の気圧配置

来週にかけて、大雪や寒さに注意が必要なのが、11日(日)と14日(水)頃です。一時的に冬型の気圧配置となり、日本海側では広い範囲で雪が降るでしょう。晴れる太平洋側でも、日中の気温は上がらず、風冷えとなりそうです。

13日(火)は低気圧が日本海から北海道の北に進み、前線が本州付近を通過するでしょう。前線通過後、14日(水)にかけては冬型の気圧配置に変わり、北陸から北海道の日本海側を中心に大荒れの天気となる可能性があります。また上空1500メートル付近でマイナス6℃以下(平地で降れば雪になる目安)の強い寒気が、西日本まで南下するでしょう。本州だけでなく、九州や四国でも降れば雪になりそうです。

西日本・東日本で初雪が観測された所(8日午後3時現在)は、佐賀・長野・新潟・宇都宮です。14日(水)は太平洋側でも雪雲が流れ込む所があるため、早めに冬用タイヤなど、冬の装備をしておきましょう。

●気温のアップダウンに注意

この先も、雨の後は気温がグッと下がって、寒暖差が大きいでしょう。体調管理に注意が必要です。

10日(土)と11日(日)は北海道では雪ですが、東北から九州は雨が降るでしょう。この雨を境に冷たい空気に入れ替わり、12日(月)の東京の最高気温は9℃と、真冬並みの寒さになりそうです。

13日(火)は低気圧や前線に向かって暖かい空気が流れ込むため、北海道も雪ではなく雨の降る所が多いでしょう。14日(水)は雨から雪に変わる所が多く、15日(木)の最高気温は、各地で平年より低い予想です。東北は晴れても5℃以下、関東から九州は10℃に届かない所がほとんどでしょう。ダウンコートやマフラーなどで、寒さ対策をしっかりしてください。

●冬道の運転　注意するキーワードは「ふゆとじこ」

この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。

(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。

(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。

(3) 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。

(4) 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。

(5) こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。

5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。