
<ソフトバンク1-2広島>◇22日◇みずほペイペイドーム
今年も最強の守護神として君臨する。ソフトバンクのロベルト・オスナ投手(30)が22日、本拠地広島戦で今季初の連投テスト。前日21日の同戦とともに9回のマウンドを0封で締め、開幕に備えた。直球も最速154キロを計測し「体調良く投げられたのが一番だよ。一番心配だった腰の痛みもない。問題なく終われたね」と万全を強調した。
移籍1年目だった23年は49試合に登板して3勝2敗、26セーブ、防御率0・92。圧倒的な成績を残したが一転、昨季は腰部の検査および治療のために一時チームを離れた。結果的に24セーブを挙げたものの、39試合で0勝3敗、防御率3・76。元メジャーセーブ王の右腕からすれば物足りない数字だっただろう。移籍3年目の今季は完全復活を目指すシーズンになる。オープン戦は全5試合を無失点で終えてスタンバイ完了だ。「成績を残すことが一番。成績を残すためには健康でいないといけないね。健康でけがのない1年を過ごしたいし、けがのない1年を過ごせれば結果はついてくる。頑張るだけだよ」。23日の敵地広島戦には同行せず、28日の開幕戦に向けて残留調整する。
小久保裕紀監督(53)によるオスナの9回起用は揺るぎない。守護神につなぐ8回までの勝ちパターン投手は「決めないです」と流動的になりそうだ。ヘルナンデス、藤井、松本裕、尾形、杉山ら強力ブルペン陣で盤石リレーを形成。最後に頼もしいクローザーで白星を量産する。【只松憲】