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【広島】久保雅義社長や強化責任者ら処分発表 ACL2で出場資格ない選手を出場させる致命的ミス


サンフレッチェ広島がACL2準々決勝で出場資格のないFWバレール・ジェルマンを起用したことで、アジアサッカー連盟から罰金などの処分を受けた件で、クラブの幹部に社内処分が下された。社長の久保雅義は報酬を自主返納し、強化本部長と強化部長もそれぞれ報酬カットの処分を受けた。広島はジェルマンの出場確認を怠ったことを認め、再発防止策として業務手順の見直しを発表した。クラブは今回のミスにより、準々決勝での勝利を没収され、準決勝進出が消えたことから信頼回復に努める方針を示した。

広島

サンフレッチェ広島は21日、アジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)において出場資格のないFWバレール・ジェルマン(34=フランス)を出場させ、アジアサッカー連盟(AFC)より没収試合とされ、罰金などの懲罰処分を受けた事案について、社内処分などを発表した。

久保雅義社長(52)が取締役報酬月額10%の自主返納2カ月(本人の申し出により期間は6カ月)、雨野裕介強化本部長(46)が基本報酬月額の10%の違約金徴収1カ月、栗原圭介強化部長(51)が基本報酬月額の5%の違約金徴収1カ月。

懲罰の対象試合は、3月5日のライオン・シティー(シンガポール)とのACL2準々決勝第1戦(ホーム)。試合は広島が6-1で大勝も、本来は出場資格のなかったジェルマンが出場し、その違反が試合後に判明。同8日にAFCから没収試合による0-3の敗戦に変更された。

同12日の第2戦は1-1の引き分けで、本来ならベスト4進出が濃厚だった試合を、致命的ミスで2戦合計1-4で敗退となった。

2月末に新加入したジェルマンは、前所属先のオーストラリア1部マッカーサーFCでAFCクラブ競技会における出場停止処分を受けていたが、処分を持ち越した広島で対象のACL2に出場してしまった。

広島はジェルマンの出場に向け、事前に一定の確認作業を実施したものの、今回の件は前所属先で試合終了後の行為で出場停止処分を受けたため、公式記録に記載されない珍しいケースだった。ただ、同選手から出場停止の可能性があるとの報告は、クラブは受けていた。

広島は「AFCへの直接確認ができるタイミングがあったにもかかわらず、詳細なヒアリングを怠り、事案の特異性に気づかず、出場停止の公式記録の確認に終始し、出場可能と判断したこと」など、複数の原因を確認したと発表。

再発防止策として、今後は国際大会における業務手順の見直しを行い、Jリーグや日本協会との連携を再確認するという。「今回の事案を厳粛に受け止め、クラブをあげて信頼回復に努めてまいります」とコメントしている。

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