starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

グアルディオラ監督、犬猿カペッロ氏の「傲慢」「イタリアサッカーが台無し」発言にユーモア反論


マンチェスター・シティーの監督、ジョゼップ・グアルディオラと、名将ファビオ・カペッロの間で再び論争が起きている。カペッロはグアルディオラを「傲慢」と批判し、彼の戦術がイタリアサッカーを悪化させたと指摘。一方、グアルディオラはこれにユーモアを交えて応じ、自身がイタリアサッカーを台無しにする力を持っていないと述べ、「ファビオに大きな愛を」と笑顔で返す。グアルディオラは、自分の戦術がプレミアリーグの進化を助けていると主張し、リーグでの地位向上に貢献していると主張。両者は、サッカーのスタイルをめぐってただならぬ緊張感を持つが、グアルディオラはあくまで前向きな姿勢を維持している。

マンチェスター・シティーのグアルディオラ監督(2023年撮影)

マンチェスター・シティーのジョゼップ・グアルディオラ監督(54)が、犬猿関係にあるファビオ・カペッロ氏(78)から「傲慢(ごうまん)」と批判されたことを受け、ユーモアを交えて反論している。英BBCが報じている。

ユベントス、ACミラン、イングランド代表などで監督を務めた名将カペッロ氏とは、現役晩年を過ごしたローマで一緒に戦った仲。ただ信頼を得られず5試合だけの出場に終わっている。その因縁は長い。

今季マンチェスターCが低迷している中、その因縁が再燃している。「スカイイタリア」のインタビューで、カペッロ氏は「グアルディオラは傲慢で出過ぎている。彼は自分の戦術によってシティーを勝たせたいと考えている」と発言していた。

さらに最近では、3月8日のノッティンガム・フォレスト戦に0-1と敗れた後、スペイン紙「エル・ムンド」のインタビューに対し、その戦術は認める一方で「傲慢であり、彼はイタリアサッカーに多大な損失を与えた。コーチたちが彼の戦術をマネしようとしたためだ」と論じている。

イタリアサッカーへの損失-。カペッロ氏の言い分を要約するとこうだ。伝統的な堅守と速攻を武器としていたチームが、グアルディオラ監督が提唱するパスをつなぎ倒すスタイルに傾倒したことによって、サッカーの本質を見失っていると。それは大金で優秀な選手をかき集めてているチームがやっていることであると。結果的にイタリアサッカーが魅力を失い、ハイライトだけ見れば済む退屈なものになっているとの見解を示している。

それらの発言を受け、15日のブライトン戦に向けた会見でカペッロ氏のことを問われると、せきを切ったように話した。

「私はいろんな人が私について言うことすべてを注意深く聞いている。“ミスター”ファビオ・カペッロは初めてではない。私はイタリアサッカーを台無しにするほどの力はない。ファビオに大きな愛(ビッグ・ハグ)を、大きな愛を」

ユーモアたっぷりの返し。ちなみにグアルディオラ監督が口にした“ミスター”は、自身に対して敵対的な言動をする人物に対し、習慣的に使われている呼称だという。

「ファビオ・カペッロという偉大で並外れた実績を持つ監督の名前を出して、傲慢と見られたくない。それでも我々はプレミアリーグの水準を上げる手助けをした」。そしてボーンマス、ブライトン、フラムなどのチームが躍進している変化を口にし、「私は古株だ。もう9年という最も長い監督であり、プレミアリーグの進化の大きさを分かっている」と付け加えている。

ロマンチストとリアリスト。まさに指導者としては水と油の両者が一致することはなさそうだ。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.