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【阪神】活躍の秘密は「忘却力?」「糸井2世」高寺望夢4戦連続打点「忘れて明日以降やっていく」


阪神タイガースの高寺望夢内野手(22歳)が、オープン戦で連日結果を残して注目を集めている。対DeNA戦では、3回裏の2死満塁の場面で2点左前適時打を放ち、これで4試合連続の打点を記録した。 高寺は、春季キャンプで藤川監督からMVPに選ばれ、期待の若手として活躍を続けている。その姿勢は「良かったのも悪かったのも忘れて明日以降やっていく」という冷静さと切り替えの速さに象徴されている。このようなメンタルが指揮官から高く評価され、「ミスを引きずらないのが彼の良さ」と絶賛される。 前の試合での失策も次戦でしっかり挽回し、さらには「糸井2世」の異名を持つ左打者として、オープン戦の打率4割を誇る。高寺は「1戦1戦がアピール」と述べ、初の開幕1軍を目指し続けている。

阪神対DeNA 3回裏阪神2死満塁、高寺は左前2点適時打を放つ。投手松本凌(撮影・加藤哉

<オープン戦:阪神6-0DeNA>◇7日◇甲子園

高卒5年目の阪神高寺望夢内野手(22)がまたまた結果を残した。5番一塁で出場すると、3回1死満塁で2点左前適時打を放ち、これで実戦4試合連続打点となった。

藤川監督から春季キャンプMVPに指名された売り出し中の若武者。是が非でも欲しい結果を連日出し続け、意気揚々と思いきや「良かったのも悪かったのも忘れて明日以降やっていきたい。いい流れは続けるけど、終わったことは終わったことなので」ときっぱり。この気持ちの切り替えの早さこそが指揮官が高く評価しているポイントだ。

5日中日戦(甲子園)の三塁守備でフェンス際の飛球を捕れず悪送球も記録。痛恨の2失策となったが、翌日にはしっかり気持ちを切り替えてグラウンドに現れた。この姿に指揮官は「あっけらかんとした性格でサバサバしているのはいいなと。ミスを引きずらないのが彼の良さ」と絶賛していた。高寺も「ミスしても明日以降また頑張ればいい」とサラリ。有言実行で次戦にしっかり挽回した。

指揮官は春季キャンプ最終日に「糸井(SA)っぽいところがある」と高寺を評価。糸井SAといえば現役時代に天然キャラで「宇宙人」とも言われたが、高寺は「目標の選手。うれしいっすね!」と笑顔を見せていた。この試合4打数2安打でオープン戦の打率は4割ジャスト。同じ左打者として、バットでも「糸井2世」の片りんを見せつけている。

「1戦1戦がアピール。継続してやっていきたい」。良い結果も悪い結果も引きずらない。初の開幕1軍へ向けて1日ずつ勝負する。【山崎健太】

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