【ヤクルト】高津監督「ジャイアンツをたたいて勝っていかないといけない」／一問一答

波上宮に参拝したヤクルト高津監督（撮影・上田悠太）

ヤクルト高津臣吾監督（56）が31日、2月1日のキャンプインを前に沖縄・那覇市内の波上宮を参拝した。

今季スローガンは「捲土（けんど）重来2025」に決まったと発表。球団では初となるファンからの公募で集まった2000通以上の案から、指揮官自らが選んだ。その言葉を絵馬に記し「もう1回、頂点に立ちたい。もう1回強いスワローズを鍛え上げ、つくり上げ、みんなで喜びを分かち合いたい」と込めた思いを語った。

【高津監督の一問一答は以下の通り】

－まずどのようなことを考えて祈願

そうですね、まあみんな健康で頑張ってぜひ勝ちたいと。毎年同じことですけど、気持ちを込めて。

－絵馬には何を

今年のスローガンの捲土（けんど）重来を書きました。

－どのような意味

もう1回頂点に立ちたいと、もう1回強いスワローズを鍛えあげ、つくりあげ、もう1度喜びを分かちあいたいと思って。

－キャンプに向けて意気込み

もうこの2年、残念な成績に終わってしまったので、なりふり構わず、全力でしっかりトレーニング、練習して、いい成果を上げてシーズンに入っていきたいと思います。

－監督も（スローガンの候補を）いろいろご覧になった

全部見ました。本当にたくさんの応募をしていただいて、なんていったらいいのかな、上位に入る言葉で一番今年のスワローズに合ってるのはこれかなと思って選びました。

－捲土（けんど）重来は何個か寄せられて

もちろん、たくさんありましたよ。

－合計どれくらい

2000ちょい応募があって、捲土（けんど）重来は2番目か3番目くらいに多かったのかな。

－捲土（けんど）重来は97年野村監督のときのスローガン、リーグ優勝日本一も達成。そこの思いは

もちろんそれはかかっています。応募した方も40代、50代の方が多くて、そのころを知っているファンの方がたくさん寄せてくれたんだと思いますし、選手がそのときのことは知らないと思いますけど、もう1回去年のあれじゃないですけどヤリ返す、もう1回頂点に立つ気持ちを持って挑みたいと思ってきました。

－野村監督の教えが高津監督に生きている部分は大きい

もちろん大きいです。土台は野村監督だと思いますし、それをすべて選手に伝えていこうとは思わないですけど、僕の野球の基本と基礎をいうのはそこから来ているので、良いところを継承して、これは伝えていかなきゃいけない、いこうと思っています。

－スローガンは2000を超える応募があって、他のスローガン候補にもファンからいろんな声が届いた

おもしろいのもあったし、ああやっぱりかっていうのもあったし、今回はこういう形でスローガンを決めさせてもらいましたけど、非常にファンの人の気持ちや心が伝わってきた、いい企画っていうのはちょっとおかしいですけど、いい機会だったと思います。

－ファンからの公募は球団初めてだと思うが高津監督はどのような思い

ぼくらの気持ちもそうですし、ファンの気持ちもそうなんじゃないかなってスローガンにこもってるんじゃないかなって、いままでいろんなスローガンを考えてやってきましたけど、今回はそうやって応援してくれている人の声を取り入れてもいいんじゃないかなと思ってこういう形にさせていただきました。

－野村監督の言葉や教えでいまだに心に残していることは

なんだろうね、なんだろうね。うーん、あんまり怒られた記憶がないし、野球と離れた会話の方が残ってるかな。まあでもそれはもしかしたら野球につながってるのかもしれないけど。

－選手たちには捲土（けんど）重来をどのように受け止めてほしい

今日合同自主トレという形で前日に全員でミーティングをしました。言いたいことや伝えたいことはしっかり伝えたつもりですし、昨日はどちらかというと自分に対してプレッシャーをかける言葉を選手に伝えたつもり。強い気持ちを伝えたつもりです。

－96年のBクラスから、97年に優勝、チームの中にいてどういう変わったことが

戦力がごっそり変わった年で、新しい人もたくさん入って、その人たちが大活躍した年だった。ぼくらももちろんいたし、古田さんもいたし、そういう人も一緒になって戦って、そのときはジャイアンツが強かったんだけれども、なんとかこうジャイアンツに勝ってっていう気持ちが強かったですね。今年もやっぱりチャンピオンシップジャイアンツをたたいて、勝っていかないといけないのは絶対第一条件になってくるわけだから、ぜひそのチャンピオンチームを勝ち、追い越しっていうシーズンにしていきたい。

－新しい戦力が出てきて、それがチームの勝利につながる

じゃないとプラスアルファはないと思っているので、出てこないと去年と一緒、もしくはダウンしているような形になると思うので、ぜひそういう人に頑張ってほしい。