レアル・アンチェロッティ監督「おそらく世界で最も完成度の高い選手だ」MFバルベルデを称賛

フェデリコ・バルベルデ（2023年3月24日撮影）

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督（65）がバリャドリード戦前日の24日、MFバルベルデについて、「バルベルデは今、おそらく世界で最も完成度の高い選手だ」と明言した。

Rマドリードは25日にアウェーで行われるスペインリーグ第21節でバリャドリードと対戦する。この一戦の前日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した模様をスペイン紙アスが伝えた。

アンチェロッティ監督はまず、バリャドリード戦に向けて、「チームの目標は明確だ。我々は前節より首位に立っているので、その順位をキープしなければいけない。リーグ戦は重要な瞬間にあるので、首位であることを生かして勝つ必要がある」と意気込みを語った。

サウジアラビアのクラブが今夏、ブラジル代表FWビニシウス獲得に移籍金3億ユーロ（約480億円）を準備しているという報道については、「私が選手について直接知っているのは、彼がここでとても幸せだということだ。ビニシウスはRマドリードで歴史をつくりたがっている」と返答した。

ポリバレントな能力を有すウルグアイ代表MFバルベルデについては、「彼は完成された本当に重要な選手だ。さまざまなポジションをカバーでき、ボランチやインサイドハーフなど、すべてのポジションを完璧にこなすことができる。彼のような右サイドバックを見つけるのは非常に難しい。ベストポジションを選ぶのは難しいが、私はチームの中で彼にとってベストなものを選択しなければならない。右サイドバックとして必要とされればそこでプレーするし、MFとして必要とされればそこでプレーする。彼は何も私に要求しない。それは彼の長所でもある。バルベルデは今、おそらく世界で最も完成度の高い選手だ。また問題なくCBでもプレーできる」と絶賛した。

また、アンチェロッティ監督はスペイン人MFセバージョスが昨夏引退したクロースに最も近い選手だと思うかという質問を受け、「彼は今、多大な貢献をしている。何度か筋肉面の問題を抱えた後、最高の状態に戻っているし、今はとてもいい調子だ。彼とともにチームは、ボールを持つことにより大きな自信を持っている。彼はもちろん重要な試合でもプレーできる」と全幅の信頼を寄せた。（高橋智行通信員）