【オリックス】23年WBCコロンビア代表ディアス獲得、一塁・DH「反対方向にも長打」福良GM

2022年9月、アスレチックスのジョーダン・ディアス

V奪回の使者だ！　オリックスは9日、新外国人選手としてコロンビア出身のジョーダン・ディアス内野手（24＝アスレチックス3A）の獲得を発表した。背番号は54。単年契約で推定年俸8000万円。178センチ、95キロのがっちりとした体格の右の強打者で、23年WBCは同国代表だった。4連覇を逃した昨季の課題だった得点力アップに貢献することが求められる。

メジャー2年目の23年、アスレチックスで90試合に出場して10本塁打をマーク。5月のヤンキース戦では3打席連発の離れ業を演じた。昨季はア軍3Aで102試合、打率3割1厘、22本塁打、85打点の成績だった。

この日、大阪・舞洲で新人合同自主トレなどを視察した岸田護監督（43）は、4番起用も視野に入れた中軸候補と期待。「パワーがありそう。1発が期待できて、アベレージも残してくれたらと思えるような。アグレッシブな感じ。すごく積極的です。新しい空気が入って活性にもなる。活躍して欲しい」と超積極打法が持ち味と明かした。

福良淳一GM（64）も「速い真っすぐが打てて、反対方向にも長打が打てる選手。去年は（チーム全体が）打てなかったというのがあるので、そこに入ってくれたら」と期待は大きい。これまで内野の複数ポジションを守ってきたがオリックスでは「一塁、DHが中心になる」という。打線強化を目指し、チームはさらなる外国人野手の補強も進める考え。外野手が有力とみられる。

◆ジョーダン・ディアス　2000年8月13日生まれ、コロンビア出身。ヌエストラ・セニョーラ・デ・ファティマ・ラ・ポリシア・モンテリア高から16年にアスレチックスにドラフト外で入団。22年にメジャーデビュー。23年は90試合で打率2割2分1厘、10本塁打、27打点。マイナー通算は518試合で打率2割9分4厘、70本塁打、347打点。178センチ、95キロ。右投げ右打ち。