【阪神】ドラ４町田隼乙、ビッグなプレゼント計画「大きくできたら」母校のプレハブ小屋建て替え

自主トレを公開した阪神ドラフト4位の町田捕手（撮影・千葉一成）

阪神ドラフト4位でBC・埼玉から入団した町田隼乙（はやと）捕手（21）が24日、神奈川・相模原市内にある母校・光明学園相模原の野球場で自主トレを公開した。丁寧にウオーミングアップから行い、ネットスローなど約2時間の練習を実施。クリスマスイブのこの日、後輩たちにビッグなプレゼントを計画していることを明かした。

町田が温めているプランを明かした。この日練習した同校に何か贈りたい。まだ決定はしていないというが、筆頭候補はバックネット裏にあるプレハブ小屋の建て替えだ。対戦相手の監督の控室などとして使用され4畳ほどで4人が座れる椅子と机などがある。「大きくできたらいい」とプランを披露し、「相模原と言うと東海大相模になる。強くなってほしい」と後輩たちにエールを送った。

プロ野球選手として自身の知名度を上げることで地元の名前も広がる。出身の神奈川・秦野市はHey！　Say！　JUMPの山田涼介も住んでいた場所。山田はドラマや映画で何度も主演を務めている。「認知度や知名度が上がるというのはうれしいことだと思うので野球で結果を残したい」。世界は違うが芸能界のスターのような活躍は目標でもある。

クリスマスの思い出を問われると「サンタさんへの手紙の横にトナカイ用に生のにんじんを置いていた。朝起きたらかじられていて、すごくうれしかった記憶がある」とほほ笑ましいエピソードを披露した。「打てるキャッチャーというところをいろんな人に評価してほしい」。地元のヒーローになるべくプロの世界に飛び込む。【塚本光】

◆町田隼乙（まちだ・はやと）2003年（平15）4月3日生まれ、神奈川県出身。小学3年から秦野ドリームスで野球を始める。大根中時代は平塚ボーイズに所属。光明学園相模原では甲子園出場なし。22年からBC・埼玉に所属し、24年ドラフト4位で阪神から指名を受けた。遠投110メートル、二塁送球は最速1・81～1・82秒。広角に打つことのできるパワーと技術が売り。186センチ、88キロ。右投げ右打ち。