メッツが大勝負 ４回から守護神ディアスをスクランブル投入、23年WBCの大ケガから今季復帰

ドジャース対メッツ　4回から登板したメッツの守護神エドウィン・ディアス（ロイター）

＜ナ・リーグ優勝決定シリーズ：ドジャース－メッツ＞◇第6戦◇20日（日本時間21日）◇ドジャースタジアム

シリーズ2勝3敗と後がないメッツが勝負手に出た。

3－6とリードされた4回、守護神エドウィン・ディアス投手（30）をスクランブル投入。これ以上の失点は許されない状況で、大勝負に出た。

ディアスは先頭の大谷翔平投手（30）を捕邪飛に打ち取るなどこの回を無失点。5回のマウンドにも上がり、E・ヘルナンデスから三振を奪うなど2回を22球、無安打1四球で無失点の好投で終盤へ望みをつないだ。

ディアスは23年WBCにプエルトリコ代表で出場。ドミニカ共和国戦の9回に3者連続三振で試合を締め、準々決勝進出を決めたが、試合終了直後のセレブレーション中に負傷。号泣する弟アレクシスらに見守られながら車いすでグラウンドを後にし、後に右膝膝蓋腱（しつがいけん）の断裂と診断された。同年のレギュラーシーズンは全休となった。

故障明けの今季は本調子とはいかず、54試合で20セーブ、防御率は3・52だった。