「世界最高年俸の監督」更迭か 次期サウジ代表監督にW杯でアルゼンチン破った前任の名前浮上

マンチーニ監督

サウジアラビアが、世界最高額ロベルト・マンチーニ監督（59）を更迭を見据え、第1候補として前フランス女子代表監督のエルベ・ルナール氏（56）と接触したことが20日、明らかになった。

イタリアメディアのフットボール・イタリアは同日、「マンチーニ監督がサウジアラビア監督から離れるだろう。同国サッカー協会はすでに内部で決めていて、現地では“国王が承認すれば更迭が決まる”との報道まである」と伝えた。

ルナール氏は、W杯カタール大会でサウジアラビアを率いて、1次リーグでアルゼンチンを破った実績がある。韓国サッカー協会が、次期監督の候補として交渉したこともあるほど、実力は実証済みだ。

マンチーニ体制でW杯アジア最終予選C組で日本に敗れるなど、1勝2分け1敗の勝ち点5で3位と低迷中だ。世界最高額の年俸2800万ドル（約40億6000万円）とされる同監督は、莫大（ばくだい）な違約金をもらってチームを離れる可能性は十分ある。