【日本ハム】伊藤大海が新庄監督の続投求める「“監督どこにも行かないで運動”を仕掛けなきゃ」

日本ハム伊藤大海（2024年9月26日撮影）

新庄監督続けて下さい－。去就判断を保留している日本ハム新庄監督へ、今季投手2冠を果たした伊藤大海投手（27）が続投を強く求めた。CSファイナルステージ敗退が決まった18日ソフトバンク戦後、指揮官は「ドラフトが終わったときにしっかり答えを出します」と明言を避けた。伊藤は一夜明けて「来季も一緒にやりたい気持ちはすごく強い。“監督どこにも行かないで運動”を、こっちから仕掛けなきゃいけない」と思いを口にした。

大きな理由は「僕はまだ監督との約束を果たせてないので」。新庄監督就任の22年、最低15勝を挙げるという目標を一緒に掲げた。今季は最多勝獲得も、レギュラーシーズン最終登板の8日楽天戦で白星をつかめず14勝に終わった。約束を果たせないままの“別れ”は切なすぎる。

新庄監督はホーム最終戦後のあいさつでレイエス、マルティネスの長距離砲コンビ残留を願って、ファンに「“どこも行かないで運動”を始めて下さい」と呼びかけた。2人の残留には指揮官の続投も大きな要素。ここに伊藤発信の“監督行かないで運動”が加わって指揮官も戦力も残れば、今季逃した日本一への道が大きく切り開かれる可能性は高い。【永野高輔】