【広島】秋山翔吾、同郷の三上アナ追悼「残念という言葉しか出てこない」悲しみ胸に来季へ再始動

10月13日、CSファーストが行なわれている甲子園球場を訪れた広島秋山

シーズン終了後初めてマツダスタジアムを訪れた広島秋山翔吾外野手（36）が14日、5日に訃報が伝えられた朝日テレビ三上大樹アナウンサーを追悼した。

「毎年元気に現場でお会いしたり、年末年始に家族と会ったりしていたので、残念という言葉しか出てこない」。同じ横須賀市出身で毎オフには同市で開催する野球教室では1回目から進行役を務め、同市でのトークショーでも聞き手を担ってもらっていた。葬儀にも参列し「こちらが恐縮するくらい気を使ってもっていた。子どもたちにも丁寧に説明して表現してくれた。本当に気遣いの方でした」と沈痛な表情を見せた。

気持ちを前に向かせようとするように、この日からマツダスタジアムでトレーニングを再開した。前日13日には阪神とDeNAのCSファーストステージの解説を務め「いい勉強になりました。テレビで見るのとは、臨場感や空気感も違う」と振り返る。広島が進むことができなかった舞台を客観視することで、チームや自身に足りなかったものも見えてきた。「振り返ると、監督の言葉だけでなく、もっと選手同士で声をかけるポイントがあっても良かったんじゃないかと。必要なことだと思ったときに動いた方がいいのかなと」。現役15年目のシーズンを前に、もっと強くならなければいけないと感じるオフとなった。