静岡産大が開幕９連勝 先発池田幌汰「最後まで投げたかった」完投目前無念の降板で喜びと悔しさ

静岡大対静岡産大　力投する静岡産大先発の池田幌（撮影・前田和哉）

＜静岡学生野球秋季リーグ＞◇6日◇第6週第1日◇ちゅ～るスタジアム清水ほか

静岡産大が4－2で静岡大を下し、開幕9連勝とした。先発右腕の池田幌汰投手（1年＝誠恵高出）が、8回2／3を2失点と力投。首位キープに貢献した。3季連続優勝を狙う日大国際関係は、延長10回タイブレークの末に7－6で東海大静岡にサヨナラ勝ちした。7日に県内2球場で第2日が行われる。

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静岡産大の池田幌が、今季3勝目を挙げた。4－1と3点リードの9回に2死から3連打を浴びて1失点。完投目前に無念の降板も、8回2/3を6安打無四球の2失点にまとめた。「勝ったことはうれしいけど、最後まで投げきりたかった」。喜びと悔しさ。試合後はさまざまな感情が入り交じったが、先発の役割を果たした。

1年生から公式戦のマウンドを経験する右腕。今春は4試合に登板（うち先発3）し、2勝1敗の成績を残した。この秋も東海大静岡戦で初完封を飾るなど、先発陣の一角としてチーム連勝を支える。この日も、序盤からストライク先行でテンポ良く投げ込んだ。萩原輝久監督（60）は「低めに丁寧に、粘り強く投げてくれている」と評する。

開幕前に掲げた「春の成績を超える」目標を達成。それでも、満足感はない。「このまま勝ち続けて良い形で東海大会に行きたい。チームのために、もっと白星を積み重ねていきたい」と頼もしい言葉を並べた。