ヌートバー「とても光栄」＝大谷との共闘に興奮―野球ＷＢＣ

　【ロサンゼルス時事】米大リーグ、カージナルスのラース・ヌートバー外野手（２５）が、３月のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）に臨む野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーに入ることが決まった。米紙セントルイス・ポスト・ディスパッチ（電子版）の取材に「とても光栄。日本代表としてプレーできるなんて信じられない」と心境を明かしている。 　２０２１年にメジャーデビューし、昨年は１０８試合の出場で打率２割２分８厘、１４本塁打、４０打点。さらなる飛躍が期待される選手として、栗山監督の目に留まった。母親が日本人で代表の資格があり、ＷＢＣ日本代表に初めて日系人大リーガーが加わることになった。 　同紙によると、ヌートバーが侍ジャパンを意識するきっかけとなったのは、エンゼルス・大谷の通訳からＳＮＳを通じて届いたメッセージだった。日本代表としてプレーする意思を尋ねられ、「興味がある」と意欲を示した。 　同紙のインタビュー動画では、大谷と一緒にプレーすることを心待ちにする様子も見せている。「彼は特別な選手で、会うのが楽しみ。こういう機会を得られて、すごく興奮している」 　王座奪還のため大リーグからＷＢＣに参戦する「侍」は大谷、パドレスのダルビッシュ、カブスの鈴木だけではない。ヌートバーも頼もしい存在になりそうだ。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕打席に立つカージナルスのヌートバー＝２０２２年９月（Ｓｔ．Ｌｏｕｉｓ　Ｃａｒｄｉｎａｌｓ　Ａｒｃｈｉｖｅ提供） 〔写真説明〕ベンチ前で笑顔を見せるカージナルスのヌートバー＝２０２１年１０月（Ｓｔ．Ｌｏｕｉｓ　Ｃａｒｄｉｎａｌｓ　Ａｒｃｈｉｖｅ提供）