フェルナンデス雪辱２得点＝飛躍へ吉兆、開幕２連勝―Ｗ杯サッカー・ポルトガル

　前回大会の決勝トーナメント１回戦で屈したウルグアイとのリベンジマッチ。４年前は出番のなかったポルトガルのフェルナンデスが、圧巻の２ゴールで雪辱を果たした。 　後半９分、左サイドから右足でクロスを上げ、エースのロナルドが頭で合わせようと反応。ボールはロナルドに触れず、そのままゴールへ吸い込まれ、思わぬ形でＷ杯初ゴールが生まれた。終了間際には、ＶＡＲによる検証の末に獲得したＰＫを冷静に沈めた。相手の堅守を打ち破り、「重要なのは非常にタフな相手から勝利したことだ」。 　母国の強豪スポルティングで才能を開花させ、ロナルドも所属していたマンチェスター・ユナイテッド（イングランド）で活躍する２８歳。前回大会の先発出場は１次リーグ初戦だけにとどまり、不完全燃焼に終わった。攻撃の中核に成長した今大会は、初戦のガーナ戦でも２アシストを記録。鮮烈な輝きを放っている。 　ポルトガルは宿敵に快勝し、韓国との最終戦を残して決勝トーナメント進出を決めた。開幕２連勝は過去最高３位に入った１９６６年、４位だった２００６年に続く３度目。躍進への吉兆となるかもしれない。　（ルサイル時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、ＰＫを決めるポルトガルのフェルナンデス（手前）＝２８日、ルサイル 〔写真説明〕後半、ＰＫを決め喜ぶポルトガルのフェルナンデス（左）＝２８日、ルサイル（ＡＦＰ時事） 〔写真説明〕後半、先制ゴールを決め喜ぶポルトガルのフェルナンデス（上）。下はロナルド＝２８日、ルサイル（ＡＦＰ時事）