山根、準備怠らず＝コスタリカ戦で出番か―Ｗ杯サッカー

　ドイツ戦で出番のなかった山根が、出場機会をうかがっている。右サイドバックで１番手の酒井が病院で左太もも裏の検査を受けた。状態によっては、コスタリカ戦でチャンスが回ってくる可能性がある。 　Ｗ杯本番前最後のカナダ戦で途中出場。試合終盤にスルーパスに反応し、右ポストを直撃する惜しいシュートを放った。その後はＰＫを献上する痛恨のファウルもあったが、見せ場はつくった。動きは神出鬼没。外を駆け上がるだけでなく、果敢に中へ入っていく持ち味を出した。 　コスタリカはＧＫナバスを中心に５バック気味のブロックで組織的に守ってくる。スペインとの初戦では大量失点を喫したが、修正してくるだろう。所属する川崎では引いて守るチームを相手にする試合が多いため、崩しには自信がある。「自分でいくと決めたら点を取らなきゃいけない」と意気込む。 　４年前のロシア大会では、国内組の活躍に感銘を受けた。今回も欧州組中心のチームで少数派だが、「自分がしっかりサッカーを楽しむということと、あとは泥臭さを出さなきゃいけない」。攻撃力を発揮し、史上初の８強入りを目指すチームに貢献するつもりだ。　（ドーハ時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕練習する山根（奥）ら＝２４日、ドーハ