板倉、あうんの呼吸で決勝点＝Ｗ杯サッカー

　板倉が決勝点を演出した。「あの動きだしは見逃したくなかった」。後半３８分、自陣で得たＦＫからロングボールを前線へ供給し、反応した浅野がゴール。ボランチもこなす非凡なパスセンスが光り、「決めてくれてうれしい」と笑った。 　前半はセンターバックで吉田と組んで苦しい時間帯を耐え抜き、後半は３バックの一角で体を張った。９月に膝を大けがして戦列を離れ、今月復帰したばかり。同時期に膝を負傷し、本番が危ぶまれた浅野と結果につなげ、「リハビリを一緒にしているせいか、よく目が合うねと言っていた」。まさにけがの功名だった。　（ドーハ時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、競り合う板倉（左）とドイツのハーバーツ＝２３日、ドーハ 〔写真説明〕前半、頭で競り合う板倉（右）とドイツのハーバーツ＝２３日、ドーハ