畑岡、もう一つ上を＝古江充実、渋野は「悔しい」―米女子ゴルフ

　【ネープルズ（米フロリダ州）時事】米女子ゴルフは２０日、今季最終戦のＣＭＥツアー選手権を終えた。年間獲得ポイント上位６０人が出場できる大会に日本勢は畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、笹生優花の４人が顔をそろえた。 　昨年の同選手権で優勝者に１打及ばず２位に終わった畑岡。雪辱を期した今回は４１位に終わったが、今季は４月のＤＩОインプラントＬＡオープンでツアー通算６勝目を挙げた。「米ツアー１年目（２０１７年）と２年前（２０年）を除いて毎年勝っている。それで世界ランキング１０位前後をキープしている」としながらも、「自分が目指しているのはもう一つ上。そこを来季は目指したい」と目標を掲げた。 　今季、もう一人優勝を飾ったのが、米ツアー本格参戦１年目の古江だった。７月のスコットランド・オープンを制覇。予選落ちは３度だけと安定した結果を残した。ただメジャーは５戦中、３戦で予選落ち。「いろいろなことが経験できて、充実したシーズンだった。来季への課題はメジャーで４日間戦うこと。ショットをもっと安定させて、ルーキーイヤーの自分に勝てるようにしたい」と抱負を語った。 　古江と同じく新人だった渋野は「悪いとしか言いようのない一年だった。楽しかったけれど、悔しい思いの方が多かった」と厳しい表情を浮かべた。シェブロン選手権で４位、ＡＩＧ全英女子オープンで３位と、メジャーという華やかな舞台で上位進出を果たしたが、予選落ちも目立った。「全てにおいてレベルが低い。来年は頑張らないといけない」と決意を述べた。 　昨年の全米女子オープンで優勝した笹生は、今季は勝利なし。「良い週もあれば勉強になる週もあって楽しかった」と振り返る。経験を来季に生かしていきたい。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕米女子ゴルフ最終戦、ＣＭＥツアー選手権でプレーする畑岡奈紗＝２０日、米フロリダ州ネープルズ（ＡＦＰ時事） 〔写真説明〕米女子ゴルフ最終戦、ＣＭＥツアー選手権でラウンドする古江彩佳＝２０日、米フロリダ州ネープルズ（ＡＦＰ時事） 〔写真説明〕米女子ゴルフ最終戦、ＣＭＥツアー選手権でラウンドする渋野日向子＝２０日、米フロリダ州ネープルズ（ＡＦＰ時事）