オリックスの杉本、ＭＶＰに笑顔＝プロ野球・日本シリーズ

　オリックスの杉本が、最高殊勲選手に輝いた。この日は無安打ながら死球で出塁。さらに五回２死満塁では左中間に大飛球を飛ばし、走者全員が生還する敵失を誘った。第６戦の先制打など勝負強い打撃が光り、「全員で勝つというスローガンで、全員で勝った日本一」と誇らしげだった。 　昨年のシリーズでは敗れており、「悔しい思いをしていたので、やり返せてよかった」と笑顔。レギュラーシーズンは調子の波が激しかっただけに「まだまだ課題だらけ」と反省も忘れず、「リーグ３連覇と、もう一度日本一を目指して頑張りたい」と早くも先を見据えた。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕最高殊勲選手（ＭＶＰ）に選ばれ、喜ぶオリックスの杉本（中央）＝３０日、神宮 〔写真説明〕５回、２死満塁で飛球を放ち、ヤクルトの中堅手・塩見の後逸で走者全員が生還し、喜ぶオリックスの杉本＝３０日、神宮