玉鷲、最年長Ｖ＝３７歳１０カ月、２１場所ぶり―大相撲秋場所千秋楽

　大相撲秋場所千秋楽は２５日、東京・両国国技館で行われ、現役最年長の関取で東前頭３枚目の玉鷲（３７）＝本名バトジャルガル・ムンフオリギル、モンゴル出身、片男波部屋＝が、１３勝２敗で２度目の優勝を果たした。上位陣が早々と賜杯争いから脱落し、名古屋場所の逸ノ城に続いて平幕力士が制した。 　３７歳１０カ月での優勝は、年６場所制となった１９５８年以降で最年長。旭天鵬の３７歳８カ月を上回った。２１場所ぶりの優勝で、千代大海に並び歴代５番目に長いブランクを埋めた。 　玉鷲は１差で追った高安を千秋楽の直接対決で下した。　 　 　◇幕内優勝力士略歴 　玉鷲　東前頭３枚目　本名バトジャルガル・ムンフオリギル、モンゴル出身、片男波部屋。０４年初場所で初土俵を踏み、０８年秋場所新入幕。１５年春場所新三役。１９年初場所では３４歳で初優勝を遂げた。通算連続出場は歴代３位の１４６３回。三賞は殊勲２回、敢闘１回、技能１回。金星７個。１８９センチ、１７４キロ。３７歳。得意は押し。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕日本相撲協会の八角理事長（右）から賜杯を受け取る玉鷲＝２５日、東京・両国国技館