平幕逸ノ城が初優勝＝新入幕から４７場所―大相撲名古屋場所

　大相撲名古屋場所千秋楽は２４日、愛知・ドルフィンズアリーナで行われ、西前頭２枚目の逸ノ城（２９）＝本名三浦駿、モンゴル出身、湊部屋＝が１２勝３敗で初優勝を遂げた。１３勝を挙げた２０１４年秋場所の新入幕から４７場所目での賜杯獲得。 　逸ノ城は平幕の宇良を下し、トップに並んでいた横綱照ノ富士が結びで大関貴景勝に敗れて優勝が決まった。　 　 　◇幕内優勝力士略歴 　逸ノ城　西前頭２枚目　本名三浦駿、モンゴル出身、湊部屋。鳥取城北高卒業後、全日本実業団選手権で優勝し、１４年初場所で幕下１５枚目格付け出しで初土俵。新入幕だった同年秋場所で１３勝を挙げ、翌九州場所で新関脇に昇進。幕下付け出しデビューから所要５場所での出世は昭和以降では最速で、新入幕翌場所の新関脇は初めて。２１年９月に日本国籍取得。三賞は殊勲３回、敢闘１回。金星９個。１９２センチ、２１１キロ。２９歳。得意は右四つ、寄り。（了）【時事通信社】