河瀬氏「かけがえのない時間」＝東京五輪公式映画の試写会

　東京五輪の公式記録映画「東京２０２０オリンピック　ＳＩＤＥ：Ａ」の完成披露試写会が２３日、東京都内の映画館で開かれた。河瀬直美総監督は上映前の舞台あいさつで「（撮影した）５０００時間の一コマ一コマが人生。記録させていただき、かけがえのない時間だった。できるだけ客観的に物事を見詰めていようと思った」と振り返った。　 　「ＳＩＤＥ：Ａ」は、新型コロナウイルスの影響による１年延期や無観客開催となった五輪に向けて苦悩する選手、子供を抱えながら競技と向き合う選手など、アスリートの人間模様が中心のドキュメンタリー作品。第７５回カンヌ国際映画祭のクラシック部門で上映され、６月３日に一般公開される。 　同様に河瀬氏が総監督を務め、大会関係者やボランティアらの姿を描いた「ＳＩＤＥ：Ｂ」は６月２４日に公開される。（了）【時事通信社】